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生産、販売、財務面で記録達成、バーレの2008年決算

 【リオデジャネイロ21日PRN=共同JBN】コンパニア・バーレ・ド・リオ・ドセ(バーレCompania Vale do Rio Doce)は2008年に力強い営業、財務実績を計上し、生産、販売、財務面でいくつかの記録を達成した。

 生産面で8つの記録-ニッケル、ボーキサイト、アルミナ、銅、石炭、コバルト、プラチナ類金属、貴金属-が達成され、8種の製品-鉄鉱石(2億6400万トン)ニッケル(27万6000トン)、銅(32万トン)、アルミナ(420万トン)、コバルト(3087トン)、貴金属(240万トロイオンス)、プラチナ類金属(41万1000トロイオンス)、石炭(410万トン)がこれまでで最高の出荷量を記録した。財務実績の優秀性はきわめて力強いバランスシートに支えられた記録的な売上高、営業利益、純利益、キャッシュジェネレーション、配当支払い、投資に反映されている。

 2008年後半における鉱山企業株価の大幅下落にもかかわらず、バーレは大規模な多角化鉱山企業のなかで株主価値創出の世界リーダーの地位を守り、過去5年間の株主総利益率は1年あたり23・1%だった。

 世界金融システムに伴う諸問題は2008年9月以降、急激に加速され、世界のマクロ経済活動のペースに劇的な変動を引き起こした。これに続く不確実性の高まりと鉱物、金属の需要減少が2008年第4四半期の営業、財務実績を減速させる結果をもたらした。
 バーレは経済環境の悪化への対応では非常に積極的だった。主として高コスト事業部門の閉鎖と戦略的優先性の実行にかかわる生産削減が世界的な景気後退に対する敏速な反応の主な内容だった。コスト最少化、営業・財務の柔軟性、キャッシュ保有と利益を伴う成長オプションとの調和が現在のシナリオに対応するうえで最大の重要性を占めている。

 同社は世界クラスの低コスト資産、財務の力強さ、変動する条件に対する素速い対応に基づいて、この下降サイクルを切り抜け、価値を創出できると固く信じている。

 バーレの2008年実績の主なハイライトは次の通り。

 -粗売上高は記録的な385億ドルで、2007年の331億ドルに対し16・3%増。
 -調整EBIT(金利・税引き前利益)に基づく営業利益は記録的な157億ドルで、2007年より19・0%増。
 -調整EBIT利益率に基づく営業利益率は2007年の40・9%に対し41・9%。
 -調整EBITDA(金利・税金・償却前利益)に基づく2008年のキャッシュジェネレーションは2007年の158億ドルに対し記録的な190億ドル。
 -純利益は記録的な132億ドル、1株利益(完全希釈化)は2・61ドルで、2007年の118億ドルに対し11・9%増。
 -2008年の配当支払総額は記録的な28億5000万ドル、1株あたり0・56ドルで、2007年より52・0%増。
 -投資額(買収を除く)は2007年の76億ドルに対し記録的な102億ドル。
 -126億ドルの大量キャッシュ保有、重要な金融手段・長期信用ラインが利用可能であること、低リスクの債務ポートフォリオで支えられた強力な財務ポジション。

 2008年の純利益(132億1800万ドル)と2008年第4四半期の純利益(13億6700万ドル)には営業権の定期年次欠損見直しで生じた9億5000万ドルの非キャッシュ臨時経費が含まれている。


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