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金融リスク管理の枠組み、国際アクチュアリー会が発表

 【オタワ(カナダ・オンタリオ州)14日CNW=共同JBN】国際アクチュアリー会(IAA)は14日、金融ガバナンスを向上し、将来の金融危機防止を支援するグローバルリスク管理フレームワークを発表した。このフレームワークは景気循環対策の規制調整、企業リスク管理の改善などの要素を含み、会員組織がそれぞれの司法管轄圏内での金融サービス全般に適用すべき改革、改善、ソリューションを推奨するモデルとして役立つ。

 世界的に専門職を代表するIAAの日笠克巳会長は「世界金融市場の最近の事態は、金融サービス業界の経営と管理に深刻な問題と提起している。アクチュアリーの方法論は不確実性を管理し、リスクのインパクトを軽減するのに役立つ。世界的にアクチュアリー専門職は、企業リスク管理という新しい分野で展開されたツールと方法論が、将来における金融市場関係者と規制当局者双方にますます重要になっている」と語った。

 IAAの企業・金融リスク委員会チェアであるトニー・コールマン氏は「金融危機から学んだ教訓に基づいて、IAAが将来の金融危機防止に役立つイニシアチブをまとめた」と語った。主要なイニシアチブは要約書「予測しうる不合理-世界金融リスク管理を強化するアクチャリーの考え方」に触れてある。この文書は「システムレベル」のイニシアチブの組み合わせを呼び掛けており、それは全国的なチーフ・リスク・スーパーバイザーの導入やリスク管理概念の適用、改善されたリスク・ガバナンスなどの「エントリーレベル」のイニシアチブが含まれる。

 IAAのステートメント全文の閲覧は以下のサイトを参照。
 http://www.actuaries.org/CTTEES_TFRISKCRISIS/Documents/IAA_Financial_Risk_Mana


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