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グーグル書籍検索訴訟で進展、通知書を218カ国に送付

 【ニューヨーク11日PRN=共同JBN】画期的なグーグル・ブックサーチ(書籍検索)集団代表訴訟の和解に関する公式通知人である著作者、出版社、その他の著作権所有者についての裁判所が命じたプロセスは進行している。

 米国作家協会、米国出版社協会、グーグルは2008年10月に和解案を発表した。和解案が裁判所に承認されれば、グーグルは米国で著作権のある書籍、インサートをスキャンし、書籍の電子データベースを維持し、和解で特定されたとおり書籍をさまざまに利用することが認められる。絶版の書籍、および著作権所有者が認めた場合は出版が継続している書籍については、グーグルは個々の書籍へのアクセス権、データベースへの機関加入権を販売し、書籍に関わるどのページにも広告を掲載し、それ以外の書籍の商業利用を行うことができる。いかなる時点でも著作権所有者はこれらの利用についてグーグルへの指示を変更することができる。和解によって設立される「ブック・ライツ・レジストリー」を通じてグーグルはこれらの利用から得た収入総額の63%を著作権所有者に支払う。また和解案はグーグルが2009年5月5日以前にスキャンする書籍、インサートの著作権所有者に現金支払いを行う。

 集団代表訴訟のメンバーの権利は、たとえ行動しない場合でもこの和解で影響を受けるかもしれない。脱退を望むメンバー、和解に反対のメンバーは2009年5月5日以前にそうしなければならない。2009年5月5日までにスキャンされた書籍、インサートに対する現金支払いの請求は2010年1月5日までに申請しなければならない。ニューヨーク州南部地区米国連邦裁判所は和解案を最終的に承認するかどうかの決定を2009年6月11日の聴聞会で行う。

 和解についての完全な情報は36カ国語で利用できるhttp://www.googlebooksettlement.comへ。


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