アジア初のオフィス開設へ、商品取引支援のブレイディ社
【ロンドン5日PRN=共同JBN】金属・商品セクターでのトレーディング、リスク管理、裁定ソリューションの世界的大手サプライヤーである英ブレイディ社(BRY.L)は5日、今月末にアジアに初のオフィスを開設すると発表した。シンガポールに設置される新しいオフィスは、アジア業務の責任者に指名されたトニー・チャップマン氏に率いられる。同氏は新しい職務に就くためカナダ・モントリオールから配転する。
ブレイディ社は成長に向けた意欲的戦略が大きな進展を続けており、2008年の事業が非常に成功した後、今年は英コモディティーズ・ソフトウエア(コムソフト)社の買収で始まった。同社クライアントは世界的な取引・リスク管理ソリューションを提供するブレイディ社を必要とする世界の生産者、加工業者、トレーダーである。アジア太平洋地域ではすでに多数のクライアントがブレイディを利用していることから、アジアに直接拠点を設けることは、同社クライアントが価値を認め評価している高水準のサポートを提供する次のステップであると見られている。トニー・チャップマン氏はブレイディ社の専門業務とその顧客について深く完全な知識を持っており、1998年以来同社にあって最近まで米州のセールスマネジャーを務めていた。同氏はこの時期グローバルクライアントを勧誘する中心的役割を果たしてきた。同氏は「アジアはわれわれにとってわくわくする市場であり、大きな成長の見込みがある。アジアはブレイディの事業拡大にとって素晴らしい機会であり、その一端を担うことを喜んでいる」と語った。
ブレイディ社のギャビン・ラベル最高経営責任者(CEO)は「2008年は多くの新しい機関がブレイディを選択して、大きく成長した1年だった。顧客に親しく接近できるシンガポールにオフィスを開くことは、当社にとって時宜を得ている。チャップマン氏はアジア業務拠点を設立し、成功を積み上げるための適切な選択であり、新しい立場となる同氏との協力を期待している」と語った。
ブレイディ社の顧客は世界最大手の鉱山業、精錬業、生産者、さらに一流企業やロンドン金属取引所(LME)のカテゴリー1、2のクリアリングのメンバーが含まれる。
▽ブレイディ社(Brady plc)について
ブレイディ社(BRY.L)は世界の商品市場にトレーディングとリスク管理ソフトウエアを提供する世界大手プロバイダーである。同社は完全統合、完ぺきなソリューションを単一のプラットフォーム上で結合し、精錬・非精錬金属のための金融取引、現物取引の掌握からリスク管理、フィジカル・オペレーション、バックオフィス金融・財務裁定まで商品取引の全業務をサポートする。ブレイディ社は商品市場で20年以上の専門知識を有し、世界的事業で重要な取引のためブレイディ社のソフトウエア・ソリューションを頼りにしている一部の最大手金融機関、鉱業会社を含めて世界に800以上のユーザーを擁している。詳しい情報はhttp://www.bradyplc.comを参照。
前後の記事
記事バックナンバー
- [国際情報]アジア初のオフィス開設へ、商品取引支援のブレイディ社 2009/02/06 金曜日