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富士重工業、国内スバル販売会社の統括会社体制を前倒し

 富士重工業は30日、昨年10月から進めている同社出資の国内販売会社の統括会社体制への移行について、当初の2009年秋の予定から前倒して今年4月に完全実施することを発表した。

 自動車市場の低迷やニーズの高度化・多様化が進み、加えて昨年の世界的な金融危機以降の景気減退など販売会社の厳しい経営環境を鑑みて、同社では早期に地域密着型の営業活動を実現すると同時に合理的な経営体制を確立する新体制への移行が必要と判断した。

 具体的に、4月1日付で新たに4地区(東北地区、甲信越・北陸地区、東海地区、中国・四国地区)において統括会社体制へ移行する。

 先行した近畿地区、九州地区の2地区と同様、各地区内で中核販売会社を統括会社と位置づけ、地区全体の事業運営・管理の責任を負うとともに、その他の販売会社は統括会社傘下の事業会社として、営業活動を中心とした担当地域の事業運営に責任を負う。

 なお、出資会社のうち、担当市場の規模や企業規模が大きい4社(北海道スバル株式会社、神奈川スバル株式会社、千葉スバル自動車株式会社、東京スバル株式会社)は、今後も単独会社として経営していく。

 今年4月の新体制への完全移行に伴い、国内のスバル販売会社は46社体制(2008年4月1日時点)から実質22社体制となる。


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