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富士重工業、国内特約店の環境経営強化を支援

 富士重工業は28日、国内のスバル特約店における環境に対する経営の取組みを強化するため、環境省が策定した環境マネジメントシステム「エコアクション21」の導入を積極的に支援していくことを発表。その先駆けとして、国内最大のスバル特約店である東京スバルが、メーカー系自動車販売店としては初めて、全事業所(59事業所)での一括認証を取得した。

 環境に対する取り組みは、昨今の環境問題に対する意識の高まりを背景に、「企業の最も重要な戦略の一つ」として事業活動における重要性が高まっている。富士重工業はエコアクション21の仕組みを活用することで、国内スバル特約店の省エネルギーや廃棄物の削減、リサイクルおよび節水などの環境に対する取り組みを推進するとともに、日常業務の見直しによる組織内の無理や無駄の排除など生産性の向上を促す。

 具体的には、東京スバルが認証を取得するために培ったノウハウやツールをグループ全体で活用することで、スバル特約店全体の環境経営力の強化につなげる。

 富士重工業は、従来から地球温暖化防止・省エネルギー、廃棄物や環境負荷物質の削減に取り組んでおり、2004年度に全事業所でISO14001 の認証を取得、工場の廃棄物ゼロエミッション化、自動車リサイクル性の向上などを実現してきた。また、環境対応商品として、スバル車の燃費、排ガス性能を大幅改善や乗用車用として世界初となる水平対向ディーゼルエンジンを開発・市場投入しており、加えて今年には、環境負荷が少ない電気自動車の市場投入を予定している。


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