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JFEスチール、約170億円投じ西日本製鉄所に新焼鈍ライン

 JFEスチールはこのほど、約170億円投じ、西日本製鉄所(福山地区)に容器用高級鋼板を製造する第5連続焼鈍ラインを新設する事を決定した。生産能力は月間4万トン。稼動は2010年度下期を予定しており、それに伴い福山地区第1連続焼鈍ラインを休止する予定。

 食缶、飲料缶をはじめとする容器用高級鋼板は、板厚の薄肉化など品質要求が高度化しており、更なる高品質化への対応が求められている。同社では、容器用高級鋼板の高品質化への対応と、生産効率の向上を目的に新焼鈍ラインの建設を行う。製造範囲は板厚0.15ミリから0.60ミリ、板幅610ミリから1270ミリの容器用鋼板。精整設備は調質圧延、トリマー、オイラー。

 新焼鈍ラインはエネルギー効率を改善しCO2排出量の削減にも寄与する。


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