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ドットテル(.tel)ドメインを購入、ニューヨーク市警

 【シンガポール21日PRN=共同JBN】新しいトップレベルドメイン「ドットテル(.tel)」の登録事業者であるテルニック社(http://www.telnic.org)は21日、ニューヨーク市警が商標保護されたドットテル(.tel)・ドメインネームを購入したと発表した。123余りの異なるローカル管区の電話番号、緊急および非緊急の連絡先、犯罪減少イニシアチブについて、ドットテル(.tel)は特に携帯電話から接触する必要がある人々に対し簡単で明快な(ニューヨーク市警への)アクセスを提供する。

 テルニック社のカシャヤール・マーダビ最高経営責任者(CEO)は「多くの公共サービス機関は連絡先がすべて異なる数多くのサービスを行っている。ドットテル(.tel)・ドメインでによってすべてのサービスを簡単にナビゲートする方法で整理する能力は、情報が迅速かつ容易に伝達され、適切な情報を得るためのストレスが除去されることを意味する。今やニューヨーク市警には1回のクリックだけで連絡できるようになる」と語った。

 商標を有するその他の公共サービス機関や公益事業体も商標保護の「サンライズ」期間中に、それぞれのドットテル(.tel)・ドメインの登録を進めている。フランス郵政公社(ラポスト)もドットテル(.tel)・ドメインを登録したが、これは郵便番号の検索からSMSによる小包配送の追跡、窓口部門の場所や詳しい連絡先など同公社が提供するあらゆるサービスに人々を案内するために使用されると思われる。またフランス国営鉄道(SNCF)は1回の入力で顧客サービスや緊急連絡先、旅行情報などをすべて提供するためドットテル(.tel)・ドメインを登録した。

 英国営医療制度(NHS)は、人々が救急医療サービスを即座に要請するよりもまず最初に利用できる電話・オンラインによる健康相談を含め、現在提供されているあらゆる情報と保健サービスに将来アクセスできるようにドットテル(.tel)・ドメインを登録した。これにより、多くの人々がウイルスに関する情報や再確認を求めている伝染病あるいは大規模な事故に対応するため緊急電話番号の迅速な設定・解除も可能になる。

 マーダビ氏は「明らかに、公共サービスとアメニティー(快適さ)にとって最優先課題は、人びとが必要とする情報を迅速に入手できる明確な方法を提供することである。ドットテル(.tel)・ドメインは連絡先に最重点を置いているため、人々が使用している機器に関係なく、彼らが必要とするサービスにアクセスできる最良の方法を提供する」と語った。

 商標を所有していない市町村や自治体、その他公共部門・政府サービスはすべて2009年2月3日からドットテル(.tel)・ドメインを申請できる。ドットテル(.tel)に関する詳しい情報とドメイン購入方法についてはウェブサイト(http://www.telnic.org)まで。

 ▽テルニック社について
 テルニック社は2000年に設立された英国を本社とする登録オペレーターであり、ドットテル(.tel)の新しいスポンサード・トップレベルドメイン(sTLD)の主催組織である。ドットテル(.tel)・ドメインとテルニックに関する詳細はhttp://www.telnic.orgを参照。ドットテル(.tel)は、商標権所有者には2008年12月3日に登録を開始したが、その他すべてには2009年2月3日から登録が始まる。


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