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ホンダ、タイでPGM-FI搭載「Wave110i」を発表

Wave110i
Wave110i(ホンダ)
 ホンダは14日、タイ二輪車販売合弁会社であるエー・ピー・ホンダカンパニー・リミテッドが、環境性能に優れた電子制御燃料噴射装置PGM-FIを採用し、燃費向上と出力向上を両立した新エンジンを搭載した新モデル「Wave 110i」を発表。15日からタイで発売することを発表した。価格は3万4000バーツからとし、年間40万台の販売を計画している。

 「Wave 110i」は、定評のあるカブタイプをベースに、全方位にわたって進化を遂げ、現代的で新しいスタイルのデザインを採用しており、このクラスでの新しいベンチマークを目指している。今後は、アセアン各国で順次発売していく予定。

 この新型モデル「Wave 110i」は新開発した排気量110ccのエンジンを搭載したカブタイプで、燃費は1Lあたり57km(ECE40モード:実用モード燃費)と従来エンジンに比べ18%向上し、出力は25%の向上を実現した。近い将来導入が予定されている第6次エミッション規制値にも適合し、E20(エタノール20%の混合燃料)に対応する。なお、Hondaは、2009年末までにタイでの二輪車全車種にPGM-FIを採用することを予定している。

 タイの二輪車販売は、2008年に約170万台(前年比106.5%)、そのうちHondaは、シェア約67.5%の115万1,000台を販売し、20年間連続で首位となった。今後、このWave 110iで、市場の約9割を占めるコミューターの販売増を目指していく。


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