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AVGテクノロジーズ、サナ・セキュリティーを買収

 【アムステルダム13日PRN=共同JBN】世界167カ国に8000万余りのユーザーを抱えるウイルス対策ソフトとインターネット・セキュリティーソフトのグローバルプロバイダー、AVGテクノロジーズ社は13日、個人情報盗難防止ソフトの有力開発企業サナ・セキュリティーの買収を発表した。業界で先進的なサナの技術はヒトの免疫システムと似たような方法で脅威を積極的に防ぐ「ビヘイビアー(行動)・ベース」のセキュリティーソフトに基づいている。今回の買収は個人と小企業のためのインターネット・セキュリティー範囲を絶えず改善し、グローバルなフットプリントの拡大を目指して企業の成長戦略を追及するAVGにとってさらに大きな成功例となる。米カリフォルニア州レッドウッドシティーに本社を置くサナはAVGに対しシリコンバレーの最初のオフィス(複数)も提供する。

 個人情報を盗むためのオンライン攻撃はますます巧妙になり脅威の景観は変わってきているため、サナの技術は脅威を持続的に探知し悪意のソフトウエアを積極的に自動削除することによりAVGの既存のポートフォリオを補完する。ボットやルートキット、スパイウエア、トロイの木馬を含め毎日何万もの新しいコンピューターの脅威が生まれている。サナの技術はコンピューターユーザーが簡単かつ合理的に個人情報の盗難を防ぐことを支援する。

 AVGテクノロジーズのJ・R・スミス最高経営責任者(CEO)は「AVGによるサナの買収は個人情報の盗難防止で最も素晴らしい成果の1例である。サナ独自の行動ソフトウエアはAVGの既存のセキュリティー技術と一体となって、業界で最も包括的なオンラインによる識別保護を行い、継続的なリアルタイムの保護を提供する。同時にAVGは在宅の個人とビジネスユーザーの両方にとって極めて重要な条件である、最適なシステムパフォーマンスのためのPC資源利用を低く維持する」と語った。

 サナ・セキュリティーの人員は、同社の研究機関サナ・ラボラトリーと一緒にAVGの組織に統合され、シリコンバレーのオフィスに移る。

 サナの製品はログイン、パスワード、アカウント情報などユーザーの個人情報とコンピューターに蓄積されたその他の重要データを守るため、先端的な行動技術を使用している。アタッカーを撃退するためヒトの免疫システムが使用するアプローチをまねて、ソフトウエアはそのオンラインセキュリティーを危険にさらし、ハッカーがユーザーのマシンから重要な情報を獲得、転送することを防止する。

 サナの技術はアプリケーションの相互作用(コードパス)の仕方を観察して通常のアプリケーションの行動を「学習」する。ソフトウエアのバグ、ユーザーの設定ミス、破壊工作ソフトの感染という形式の脆弱性とその他の攻撃形式によりアプリケーションは予想外のコードパスを余儀なくされる。行動技術はこの誤りを認識し、ユーザーのデータに影響を及ぼす前に脅威を排除する。

 ▽AVGテクノロジーズ社について
 AVGはセキュリティーソリューションのグローバルリーダーで、世界167カ国の8000万余りの消費者と小企業のコンピューターユーザーを絶えず増大しているウェブ上の脅威、ウイルス、スパム、サイバースカム、ハッカーから保護している。AVGは本社をアムステルダムに置き、サイバー犯罪と闘ってきた約20年の経験があり、世界中のウェブに起因する脅威の探知、先取り、脅威への戦いをする最先端研究機関のひとつである。同社のオンラインでダウンロード可能な無償ソフトウエアは初心者レベルのユーザーが基本的なウイルス防止対策を入手し、その後、容易かつ経済的にシングルユーザーとマルチユーザーの両方の環境でより高いレベルの安全性とセキュリティーへアップグレードすることを可能にする。約6000の再販業者、パートナー、ディストリビューターが世界的にAVGと提携しており、これにはアマゾンドットコム(Amazon.com)、CNET、シスコ(Cisco)、イングラム・マイクロ(Ingram Micro)、プレードットコム(Play.com)、ウォルマート(Wal-Mart)、ヤフー(Yahoo!)の各社が含まれる。さらに詳しい情報はウェブサイト(http://www.avg.com)まで。


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