次世代ＰＯＳレディ2009発表、マイクロソフトがＮＲＦ会場で
【ニューヨーク１３日ＰＲＮ＝共同ＪＢＮ】マイクロソフトは全米小売業連盟（ＮＲＦ）総会・展示会で１３日、同社主要デバイスカテゴリーのウインドウズ・エンベデッド・レディ製品ラインの最新製品が利用可能になったと発表した。ウインドウズ・エンベデッド・フォー・ポイント・オブ・サービス（POS) （Windouws Embedded for Point of Service）の次世代製品であるウインドウズ・エンベデッド・ＰＯＳレディ(POSReady)２００９は、ＰＯＳソリューションを製作するＯＥＭやＰＯＳ機器を使用する企業向けに最適化されたマイクロソフトのエンベデッドＯＳである。次世代ＰＯＳプラットフォームは、ＰＯＳソリューションと周辺機器、サーバー、サービスとをシームレスに接続するよう設計された柔軟なＯＳである。
マイクロソフトのウインドウズ・エンベデッド・マーケティング担当シニアディレクターであるイリヤ・バクシュテイン氏は「世界がますます機器接続される中で、小売業とホスピタリティー企業は取引処理の手間から顧客サービス、顧客関係強化への重点移行を支援する技術を必要としている。ウインドウズ・エンベデッド・ＰＯＳレディ２００９は、この移行の実現を支援するよう特に設計されている。このようなプラットフォームは、マイクロソフト・シルバーライト、「.NET」フレームワーク３・５、ウインドウズ・プレゼンテーション・ファウンデーションなどウインドウズ技術によって、より大きなカスタマー・ロイヤルティーにつながる差別化された有力なユーザー体験を可能にする」と語った。
マイクロソフトはさらに、小売市場でウインドウズ・エンベデッド製品を大きく伸ばす方針を発表した。ＩＨＬコンサルティング・グループが公表した最新リポートによると、ウインドウズ・エンベデッドＯＳは２００７年に北米での小売業、ホスピタリティー業界向けＰＯＳ出荷の３６％を占めている（注参照）。
さらに柔軟になった新しいウインドウズ・エンベデッド・ＰＯＳレディ２００９プラットフォームは、現在ウインドウズ・エンベデッド・ＰＯＳを運用しているマーシーズ、ダグラス・コスメティックス社など小売業者、ホスピタリティー企業に対して、容易に展開、遠隔管理ができ、ＰＯＳ機器の総所有コストを削減しながら新しいストレージ・ソリューションを提供する親しみやすい次世代ソリューションを提供する。
ＩＨＬグループのグレッグ・ブゼック社長は「困難な経済状況ととともに業界の競争激化によって、コストを削減し業務を円滑にするような革新的サービスを実現しようという企業の要求が一段と強まっている。周辺機器とのプラグアンドプレー接続によって、ウインドウズ・エンベデッド・ＰＯＳレディ２００９のようなエンベデッドＯＳは、小売業者が必要とするシステム部品とソフトウエアに柔軟性を与え、所有コストを削減しフロントエンドの効率を高めることができる」と語った。
▽新たな技術的強化によって接続体験を前進させる
ウインドウズ・エンベデッド・ＰＯＳレディ２００９は、金銭出納器、サービスキオスク、デジタルサイネージ、現金ＡＴＭ、燃料ポンプなどの機器上でコンピューター接続によるサービス指向のＰＯＳソリューションに欠かせない重要な要素である。同製品のリリースは以下の３分野を重点とする新しい機能、更新、強化を提供する。
＊柔軟性：ウインドウズ・エンベデッド・ＰＯＳレディ２００９は、特定のハードウエア条件に適合するＯＳイメージをカスタム化する柔軟性を提供する。プラットフォームはストレージ・メディアの選択を利用して容易に遠隔展開してインストールすることができ、ＵＳＢデバイスを含む各種タイプの新しいハードウエアと統合する。ＯＥＭや企業はビジネスのニーズに対応しなければならない部品だけを使ってＯＳをカスタム化することによって、コストを削減しソリューションのセキュリティーを高めることができる。
＊シームレス接続：ウインドウズ・エンベデッド・ＰＯＳレディ２００９は内蔵されたネットワーキング能力と標準規格ベースのプラグアンドプレー支援によって、周辺機器、サーバー、サービスなどに容易に接続し、広範囲の小売業アプリケーションとシームレスに機能し、プラットフォームで運用するＰＯＳソリューションを容易にインストール、調整、管理することができる。
＊信頼性と親しみやすさ：このプラットフォームはウインドウズＯＳの信頼性、親しみやすさ、扱いやすさを提供し、ウインドウズ・プレゼンテーション・ファウンデーション、ウインドウズ・インターネット７、ウインドウズ・メディア・プレーヤーII、マイクロソフト・シルバーライト、マイクロソフトＳＱＬサーバー・エクスプレス、マイクロソフト・オフィス・ビューアーなどマイクロソフト「.NET」フレームワーク３・５を含む最新のマイクロソフト技術をサポートする。
ウインドウズ・エンベデッド・ＰＯＳレディ２００９ソリューションは、ウインドウズ・エンベデッド専用コミュニティーの一環として、ＮＣＲ、ＩＢＭ、ウィンコール・ニクスドルフ、富士通など機器メーカー、トレックス・リテール・ホールディングスなど独立系ソフトウエアベンダー、インテル、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどシリコンベンダーを含む業界をリードするパートナーやＯＥＭ１７０社余りと有用なリソースによって、開発ライフサイクルのすべての段階でサポートされている。
ウインドウズ・エンベデッド・ＰＯＳレディ２００９の試用ダウンロードを求め、詳しい情報を入手するにはhttp://www.POSReady.comを参照。
マイクロソフト（ナスダック：MSFT）は１９７５年に創立され、人々と企業の潜在的可能性を最大限発揮させるソフトウエア、サービス、ソリューションの世界的リーダーである。
（注）
ＩＨＳコンサルタント・グループの「２００８年北米小売＆ホスピタリティーＰＯＳスタディ」から
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- ［システム・アプリ］次世代ＰＯＳレディ2009発表、マイクロソフトがＮＲＦ会場で 2009/01/13 火曜日
