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三菱重工、中国・大連にフォークリフトの製造会社を設立

 三菱重工業は26日、中国・大連にフォークリフトの製造会社「三菱重工叉車製造(大連)」(仮称)を設立することを発表した。世界最大のエンジン式フォークリフト市場へと急成長する同国に、コスト競争力のある自前の生産拠点を立ち上げ、為替リスクを回避しながら成長市場に密着した事業を強力に展開するのが狙い。将来的には、中国向けだけでなく、ロシアなど新興市場向けの供給拠点としても機能させていく。2009年中の量産開始を目指す。

 新会社・三菱重工叉車製造(大連)は、大連市の大連経済技術開発区に設立する。資本金は当社100%出資の約39億円。2009年3月から工場の建設を開始する。完工は同9月の予定。

 新会社は、最新モデルの1―3トンフォークリフトを生産、まずは中国市場向けに供給する。当面、基幹コンポーネントは日本からの供給となるが、溶接主要部品は自前で生産する。また、大連およびその近隣地域には、品質の高い日系企業が数多く存在することから、その他の板金部品などは現地で調達し、新会社の生産を支えるだけでなく、他の当社主要拠点へも供給していく方針。これら事業が軌道に乗った段階で徐々に生産機種を拡大、供給先についても、ロシア・CIS(独立国家共同体)、東南アジアなどを対象に拡大を検討していく。


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