VWジェッタTDIが受賞、2009年度のグリーン・カーに
【ロサンゼルス21日PRN=共同JBN】グリーン・カー・ジャーナル誌はロサンゼルス時間の20日、ロサンゼルス・オートショーの記者会見で「2009年グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー」授賞車を発表し、最新のハイブリッド車2モデル、クリーン・ディーゼルエンジン搭載のスポーツセダン、トレンディな低燃費マイクロカーを含む最終候補車の中から、フォルクスワーゲン・ジェッタTDI(2009年モデル)を2009年グリーン・カー・オブ・ザ・イヤーに選出した。クリーン・ディーゼルエンジン搭載モデルが「グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー(Green Car of the Year登録商標)」を受賞するのは今回が初めて。
グリーン・カー・ジャーナル誌の編集人兼発行人であり「GreenCar.com」の編集者でもあるロン・コーガン氏は「2009年型フォルクスワーゲン・ジェッタTDIは、グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー(登録商標)が目指すものを端的に具現化している。米環境保護庁(EPA)のハイウェイモードで推定41マイル/ガロン(17・5km/リットル)という燃費性能は、環境問題を考える上での燃費基準を大きく引き上げ、温室効果ガスの排出を削減すると共に、大気中への排出を極めて低く抑える。これはジェッタTDIがクリーン・ディーゼルでありながら、ガソリン・電気併用のハイブリッド車と同等の燃費性能をより安価に提供していることを考えればさらにすばらしい成果であると言えまる」と語った。
フォルクスワーゲン社のジェッタTDIは、最新のディーゼル燃料噴射とエミッション技術を組み合わせた2・0リッターターボ直噴エンジンを搭載し、アメリカ全州すべてで厳しい排出基準をクリアしている。ジェッタは2万1990ドルという購入しやすい価格帯にある快適かつ燃費に優れた5人乗りのファミリーセダンだが、このクリーン・ディーゼルエンジンが持つ低回転域での十分なトルクと程よくチューニングされたサスペンションにより、パフォーマンスカーとしての性格も兼ね備えている。このフォルクスワーゲンの新世代ディーゼルエンジンは、また、ディーゼルとしては驚異的な静粛性を誇り、ディーゼルエンジンが近年に達成した大きな進化を反映している。
ジェッタTDIは環境と自動車の専門家から構成された選考委員により、BMW335d、フォード・フュージョン・ハイブリッド、サターン・ビュー2モード・ハイブリッド、およびスマート・フォアトゥーを含む5車種の中から選出された。選考委員としては、シエラ・クラブのカール・ポープ事務局長、ナチュラル・リソーシズ・ディフェンス・カウンシルのフランセス・バイネッケ理事長、オーシャン・フューチャーズ・ソサイエティのジャン-ミシェル・クストー理事長、自動車の専門家であり「Tonight Show」のホストも務めるジェイ・レノ、自動車業界の著名人であるキャロル・シェルビーの各氏に加え、グリーン・カー・ジャーナル誌から4人の編集者、計9人が参加した。
▽グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー(Green Car of the Year登録商標)について
グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー(登録商標)は、自動車業界における環境問題対策の進歩への貢献というグリーン・カー・ジャーナル誌のミッションのひとつを具現化する重要な使命を担っている。グリーン・カー・ジャーナル誌では、1992年以降、自動車、エネルギー、環境の3テーマが交差する領域の動向を、業界向けニュースレターと自動車ファン向けの専門誌を通じて伝えいる。今日、その専門誌は、優れた燃費、低排出、先進技術、および代替燃料車に関する権威ある情報源として認知されている。グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー(登録商標)はグリーン・カー・ジャーナル誌および「RJ Cogan Specialty Publications Group, Inc.」の登録商標である。2009年度グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー(登録商標)に関する詳細な情報はGreenCar.comを参照。
▽ロサンゼルス・オートショーについて
ロサンゼルスオートショーが秋に開催されるようになって今年で3年目を迎える。グリーン・カー・ジャーナル誌は2005年にグリーン・カー・オブ・ザ・イヤー(登録商標)を創設して以来、毎年環境にやさしい「グリーンカー」を選出し、ロサンゼルス・オートショーで発表している。今年のLAオートショーの一般公開期間は11月21日から30日まで。一般向け情報はhttp://www.LAautoshow.comを参照。
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- [四輪・二輪]VWジェッタTDIが受賞、2009年度のグリーン・カーに 2008/11/21 金曜日