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景気悪化が追い風、ビスタイム発売で豪ファームウエア社

 【メルボルン19日AAPメディアネット・インターナショナル=共同JBN】オーストラリアのファームウエア・テクノロジーズ社は19日、コラボレーション・ソフトであるビスタイム(Vistime商標)を世界同時に発表した。

 この新製品についてファームウエア社のジャック・ブランダン社長は「燃料価格や航空料金の上昇、景気悪化がビスタイムの販売をむしろ促進するだろう。企業がより効率的に仕事を進めようとするからだ」と語った。

 またこれに先立って18日には、オートノミー社と戦略的提携を結ぶと発表した。この提携締結によってオートノミー社の持つキービュー(Key View) 技術が加わり、ビスタイム(商標)は数百にのぼるファイルタイプのサポートが可能となって、ビスタイム内でのファイルの閲覧、印刷、共有、相互の関連づけを当初から組み込まれていた機能であるかのように即座に行うことができる。この提携関係はまた、ビスタイム(商標)の世界市場への投入が、現在あるコラボレーション・ソフトの中では最も強力で使い勝手のよい製品であることを示している。オートノミー社は株式の時価総額が40億米ドル。ソフト専業企業としては欧州で第2位で、世界各地にオフィスを構えている。

 ビスタイム(商標)のユーザーとしてまず想定されるのは企業、SME、SOHOなどで、オートノミー社との提携と、同社のキービュー 技術を利用することで、ビスタイム(商標)は、こうしたユーザー層が使用するすべての書類を包括的にサポートできるようになる。

 ファームウエア・テクノロジーズは米デラウェア州に登記している企業で、西オーストラリアに本社を構えており、接続や通信、コラボレーションの方法を変える先端技術で、コラボレーションのほか仮想ディスプレー、画像処理の分野で世界をリードしてきた。

 ビスタイム(商標)は世界で最も包括的なリアルタイムの共有メディア、ビジュアル通信、ワークフロー環境で、世界で最も幅広い変換プラットフォームを組み込んでいるため、ファイルの作成ソフトが何であるかに関係なく数百種類のファイルタイプを閲覧リストにドラッグ・アンド・ドロップするだけでよい。

 ビスタイム(商標)は、データの相互関連に要する時間が従来のデスクトップ用ファイル共有技術に比べて1000分の1と驚くほど短く、ライセンスを持つユーザーは同僚や顧客など多くの人が参加して安全な会議を開くことができ、会議の参加者は全面的に暗号化されたSSLの安全な会議環境下で、サポート対象のすべての書類、画像(2D、3Dとも)、ビデオ映像、CAD/CAMなどを同時に閲覧し、相互に関連づけることが可能だ。

 グレン・ウェイランド副社長(グローバル・マーケティング担当)は「世界で最も使いやすい複数ファイルフォーマット・ビューアーを備えたビスタイム(商標)は、強力なコラボレーションを子供の遊びのようにしており、未来のコラボレーションおよびオンライン会議を現実の生活の中にもたらした」と指摘している。

 ビスタイムはメディア、広告、鉱業、石油・ガス、エンジニアリングおよび建築、医療および保健はじめその他多くの業界に対応する革新的なソフトウェア・ソリューションである。

 この製品に関するウェブサイトは www.vistime.comを参照。


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