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キヤノン、トナーカートリッジ部品製造工場の着工延期

 キヤノンは17日、今年6月にプリンター用トナーカートリッジ部品製造の新会社として設立した、日田キヤノンマテリアル(大分県日田市)の工場着工と操業開始時期を約6カ月延期し、2009年6月に着工、2010年3月に操業を開始すると発表した。

 同社はトナーカートリッジの需要増加を背景に、トナーカートリッジ用高機能部品の生産体制の増強を決め、今年6月に同部品の生産拠点、日田キヤノンマテリアルを設立。2008年12月に着工し2009年9月操業開始する計画で進めていた。

 しかし、サブプライムローン問題を発端とする世界的な経済の停滞により、トナーカートリッジの需要の伸びは当初想定より減速。生産計画の見直しが余儀なくされた。


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