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三菱重工、サウジアラムコ向け15万kW級ガスタービン2式受注

 三菱重工業は、スペインのエンジニアリング企業であるテクニカス・レユニダス社から出力15万キロワットの天然ガス焚きM501F型ガスタービン2式を受注した。サウジアラビア国営石油会社のサウジアラムコ社が進める大規模な原油/ガス生産・処理プロジェクト向けで、納期は2010年の予定。

 今回のガスタービン発電設備は、サウジアラムコ社がサウジアラビア北部、アラビア湾沖のマニファ(Manifa)油田から産出する日産90万バレルの原油を生産・処理するプラント施設に納めるもの。同施設は、原油・ガス分離施設、原油貯蔵タンク、注水設備、出荷設備、コジェネ設備などで構成されるが、今回受注の設備は、コジェネ設備の中核機器となり、当社はM501F型ガスタービン2基を供給、発電機2基は三菱電機が手掛ける。取扱商社は三菱商事。

 三菱重工はこれまでにも、サウジアラムコ社からはM501F型ガスタービン発電設備を、ベリ(Berri)ガス精製プラント向けに2基(2005年5月納入)、クルサニヤ(Khursaniyah)原油/ガス生産・処理プラント向けに2基(2007年8月納入)、カラン(Karan)ガス精製プラント向けに1基(2008年6月受注)、それぞれ受注している。


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