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ボーイング、シンガポール空軍へF-15SG戦闘機初号機ロールアウト

F-15SG戦闘機
F-15SG戦闘機(米ボーイング)
 米ボーイングは11月3日、セントルイスからシンガポール空軍へF-15SG戦闘機初号機をロールアウトしたことを発表した。このF-15SGは高性能、実戦経験済みのF-15Eの変形モデル。能力は、巡航速度、パワー、敏捷性が融合されており、あらゆるミッションにおいて優れたマルチロール戦闘機としている。

 F-15SGの統合センサーシステムにはAESAレーダーと第3世代のスナイパー目標照準ポッドが含まれており、これによりシンガポール空軍は長距離で空対空、陸対空能力を発揮することができる。F-15SG初号機はランバート・セントルイス国際空港から9月16日にファーストフライトを成功させている。同機はこれより1年間のフライトテストプログラム期間に入り、性能確認を行う。フライトテストはセントルイスとカリフォルニア州パルマデールのボーイングの施設で行われる。F-15SGのデリバリーは2009年第2四半期から開始される予定。この受注におけるシンガポール空軍への最終デリバリーは2012年を予定している。

 F-15戦闘機は1500機以上が米国空軍、韓国空軍、イスラエル空軍、サウジアラビア空軍へとデリバリーされ、現在実用されている。


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