Spbオンラインを商用展開中、露スカイリンクと協力して
【サンクトペテルブルク(ロシア)29日PRN=共同JBN】ウィンドウズ・モバイル準拠アプリケーションで世界的な有力メーカーであるロシアのSpbソフトウエア社は29日、契約者の携帯電話でストリーミング・コンテンツを取り込むよう設計された3G向けの優れたオンラインサービス・セットである「Spbオンライン(SPB Online)」を初めて商用展開すると発表した。Spbソフトウエアはロシア最大手CDMAモバイル接続事業者であるスカイリンク社と緊密に協力して、Spbモバイルシェル・ユーザーインターフェース(UI)・ソリューションであるスカイタッチ(SkyTouch)を提供した。スカイタッチはSpbオンラインと統合したもので、スカイリンク契約者が国内で利用できるよう調整されている。スカイタッチはスカイリンク社の新しい3Gスマートフォン「エニデータASP-505」(AnyData ASP-505)にプレインストールされて、モバイルTVからオンラインゲーム、地域GPS準拠ナビゲーション、人気のソーシャルネットワークまで、機器のさまざまな機能や一連の最先端オンラインサービスに対する明確な単一のエントリーポイントとして機能する。
「エニデータASP-505」はスカイリンクの次世代モバイルネットワークの急テンポの展開を利用して、11月初めに巨大なロシア市場で発売予定である。CJSCスカイリンク社のコマース担当次長であるアルベルト・サフューリン氏は「現在当社契約者の80%はUSBモデムを使ってモバイル・インターネットにアクセスしているが、携帯機器からインターネットにブラウズするのは僅かに20%に過ぎない。Spbソフトウエアが提供するスカイタッチと適合する当社の新しいスマートフォンは、伸びつつあるこの部門の顧客を対象にするもので、彼らの携帯機器を非常にユーザーフレンドリーかつ強力だがコンパクトなモバイル・インターネット・センターに変えることができる」とコメントした。
Spbソフトウエアハウス最高執行責任者(COO)のワシリイ・フィリポフ氏は「スカイリンクはロシアのモバイル通信市場で最も革新的なプレーヤーとして、高速インターネット接続とともにそのような高速接続で利用できるプレインストールされたオンラインサービスが受けられる機器を契約者に提供することで、戦略的に正しい方向にあると思う」と語った。
Spbオンラインは一般市場に公開されて1カ月足らずで、50カ国以上で100万回を上回るモバイルTVセッション、16万回余りのオンラインゲームセッションをサポートしている。
スカイタッチのインターフェースとスカイリンク向けSpbオンライン・パッケージに関するスクリーンショットとビデオ・デモは以下のサイトを参照。
http://www.spbsoftwarehouse.com/enterprise/skylink_anydata_asp505.html
▽Spbソフトウエア(SPB Software、http://www.spbsoftwarehouse.com)について
Spbソフトウエアハウスは、ウィンドウズ・モバイルに準拠するアプリケーション設計のグローバルリーダーであり、ロシアとタイに研究開発、設計センター、香港、台湾、米国に拠点を持っている。同社はユニークな消費者製品ラインを提供しており、合わせてアスーステック(華碩電脳)、ベンキュー・シーメンス、イー・テン(E-TEN)、フライ、富士通シーメンス・コンピューターズ、ギガバイト、HTC、O2、オプティマス、パーム、ファロス、シングテル、サムスン、ソニー・エリクソン、スイスコム・モバイル、東芝、T-モバイル、ビンペルコムなど世界の有力OEM各社と協力している。
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- [国際情報]Spbオンラインを商用展開中、露スカイリンクと協力して 2008/10/30 木曜日