現在位置: HOME > ニュース&コラム > ビジネス・産業 > 航空・宇宙


ブラジル航空機エンブラエル「ERJ170」来年から国内路線導入

 ブラジルの航空機メーカー、エンブラエル社が製造する小型双発ジェット旅客機「ERJ170 STD型」が国土交通省からの型式証明を取得した。同社製小型プロペラ機は日本国内において運航された実績はあるが、型式証明を取得した旅客機は本型式が初となる。今回の取得でERJ170は早くても2009年2月から国内の路線に導入される。

 ERJ170はブラジルの航空機メーカー、エンブラエル社の小型旅客機。全長29.90メートル、全幅26メートル、全高9.85メートル。エンジンはゼネラル・エレクトリック製CF34-8E5型(CF34-8E5A1型×2)で、最大巡航速度は593キロ、最大運用高度1万2497メートル。最大乗客者数78人(国内導入機は最大76人)となっている。

 設計・製造過程の安全性、環境適合性基準を満たしていることを証明する型式証明を昨年12月11日付で国土交通省に申請し、このたび型式証明書が交付された。

 今後同機は中京を拠点とするジェイエア(JALグループ)の路線と静岡を拠点とするフジドリームエアラインズ(鈴与グループ)の路線に導入される。

 具体的にはジェイエアの路線(県営名古屋/松山、県営名古屋/福岡)には2009年2月から導入される予定で、オプション5機を含む計15機が納入される。なお、初号機は11月5日に日本到着の予定。またフジドリームエアラインズは09年7月から同機により航空運送事業(静岡/小松、静岡/熊本、静岡/鹿児島)を開始する計画で、計6機を導入予定。


関連記事

powered by weblio


前後の記事



記事バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の産業ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する