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エアバスA380初就航から1年、9機が運航70万人超が搭乗

 エアバスA380型機が就航してから10月25日で1年を迎えた。初号機は2007年10月15日にシンガポール航空に引き渡され、25日にシンガポールとシドニー間でチャリティフライトを行い運航開始。その後エミレーツ航空とカンタス航空にそれぞれ引き渡され、両社でも運航されている。これまでにシンガポール航空6機、エミレーツ航空2機、カンタス航空1機の合計9機のA380が引き渡された。エミレーツ航空のA380の2号機は10月24日に引き渡されたばかり。

 エアバスによれば、これまでに70万人以上の乗客が搭乗。現在4大陸間を結ぶ主要な国際路線に就航しており、シンガポールとシドニー、ロンドン、東京を結ぶ路線、ドバイ-ニューヨーク路線、シドニー-ロサンゼルス、メルボルン-ロサンゼルス路線などで運航されている。

 現在運航中のA380を合計した総飛行時間は1万5000時間以上、飛行回数は1600回以上にのぼる。A380は運航性能と環境効率性、運航コストの点で新しい業界標準を確立している。乗客へ快適性と客室内の高い静粛性で、騒音も削減。環境性能においても運航実績から1座席あたりの燃料消費はこれまでの大型機と比べて20%も低く、大型機の中で最も高い燃費効率を実証している。

 A380はこれまでに17社から202機の確定受注と覚書による受注を獲得している。国内の航空会社においても購入を検討しているとの報道が伝えれている。


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