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多分野で史上最高の業績、バーレの第3四半期決算

 【リオデジャネイロ(ブラジル)24日PRN=共同JBN】ブラジルのコンパニア・バーレ・ド・リオ・ドセ(バーレ、NYSE:RIO)は24日、2008年第3四半期の業務・財務業績が引き続き好調で、鉄鉱石、ペレット、ニッケル、ボーキサイト、アルミナ、アルミニウム、コバルト、一般炭の生産量、鉄鉱石とパレット、銅、アルミナ、コバルト、一般炭の出荷量、総売上高、営業利益、キャッシュ創出でそれぞれ記録を更新した。

 財務能力、世界クラスの資産、豊富な有機的成長選択肢の組み合わせによって同社は、長期にわたって株主の価値の最大化を追求する有利な立場にある。

 同社は鉱物と金属市場の健全な長期的ファンダメンタルを信じているが、短期的には問題山積の世界経済シナリオに直面して業績に対するリスクを抱えている。しかし一方、世界的な金融圧力が価値創出の機会を生み、同社が利用しうるいくつかの成長選択肢の開発に役立つことになる。

 同社はこのようなリスクとチャンスに照らして、成長戦略実行に当たって柔軟なスタンスを維持するが、市場条件の変化を注意深く評価しながら生産とプロジェクトのパイプラインを管理する選択性を維持する。

 第3四半期の主要ハイライトは以下の通り。

 -鉄鉱石とパレットの出荷は史上最高となり、8590メートルトンに達した。
 -総売上高は記録的な121億米ドル(以下米ドル)となり、前年同期の81億ドルより49・2%増となった。2008年9カ月の累積売上高は前年9カ月の247億ドルに対して311億ドルとなった。
 -修正EBIT(金利・税引き前利益)で計算した営業利益は、前年同期比61・4%増の55億ドルと過去最高の記録となった。修正EBITによる08年9月までの累積営業利益は、前年比で30・2%増の137億ドルとなった。
 -修正EBIT利益率は前年同期の43・4%に対して47・2%となった。
 -修正EBITDA(金利・税金・償却前利益)で計算したキャッシュ創出は記録的な64億ドルとなり、前年同期を24億ドル上回った。修正EBITDAによる08年9カ月の累積キャッシュ創出は、前年のそれの122億ドルに対して163億ドルに達した。
 -純利益は完全希釈後1株利益0・94ドルに相当する48億ドルで、前年同期の29億ドルに対して64・0%増となった。08年9カ月の累積純利益は、前年のそれの92億ドルに対して119億ドルに達した。
 -堅調な財務ポジションは強力なキャッシュフロー、152億ドルという大きなキャッシュ保有高、大幅な中長期的クレジットライン(信用与信枠)の可用性、ローリスクの債務ポートフォリオに基づいている。
 -2008年10月31日から16億ドルの配当が支払われる。2008年の配当総額28億5000万ドルは史上最高で、2007年に支払われた18億7500万ドルとの比較で52・0%増となる。
 -投資額は08年第3四半期に27億ドル、同年9カ月累積で67億ドルとなる。珠海(中国・広東省)、サマルコ3、ファゼンダオン、大連(中国遼寧省)、パラゴミナス2、アルノルテ6&7の6つのプロジェクトが既に始まっている。

 -重要な戦略的公約に従って同社の社会的責任に対する当期投資は1億9700万ドルに達し、このうち1億3200万ドルは環境保護に、6500万ドルは社会的プロジェクトに向けられた。2008年上半期のこれら投資総額は3億8200万ドルで、2億7200万ドルが環境に、1億1000万ドルが社会的活動に向けられた。08年9カ月累積投資額は5億8000万ドルで、4億400万ドルが環境保護、1億7500万ドルが社会的活動に向けられた。


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