ブラックライト・プロセス、米ローワン大学が再現に成功
【クランブリー(米ニュージャージー州)20日PRN=共同JBN】ブラックライト・パワー社(BLP)は20日、同社独自のクリーンエネルギー技術に基づく1000ワットと5万ワット反応装置に関する独立した再現と評価が成功したと発表した。これはBLPが今年5月、新しいクリーンなエネルギー源の試験に成功したと発表したのに続くものである。
BLPの5万ワット反応装置は、ローワン大学のピーター・ヤンソン博士が率いる技術者によって100万ジュール以上のエネルギーを生成したことが正確に計測された。この独立した研究にはエネルギーを生成する独自の固形燃料についての反応前後の完全な特性が含まれている。
ヤンソン博士は「ブラックライト技術に関するわれわれの実験では、計測誤差の範囲内でかなりのエネルギーが生成されたことが分かった。それは誤差に影響するかもしれないエネルギーの100倍であり、燃焼や原子力エネルギーのような既知のエネルギー源では説明できない。ブラックライト・パワーの技術に基づく繰り返し可能な熱実験は独立した科学者によって再現可能であるとする同社の主張が、このようなコントロールされたプロセスで大量のエネルギーを生成する能力によって立証された」と語った。
BLPプロセスは引き続き独立した科学者によって再現、評価され、世界の金融機関、電力会社の関心を呼んでいる。BLPはその技術をライセンス提供する計画である。
ブラックライト・パワー社のランデル・ミルズ会長兼最高経営責任者(CEO)兼社長は「今回の結果は世界が待ち望んでいるこの技術の採用であり、ブラックライト技術を使用したエネルギー生成がもはや学術的論争ではないという証明である。ブラックライト・プロセスは石炭、石油、ガス、原子力の熱出力に代わって使用できる水素燃焼によるエネルギーの200倍以上のエネルギーを生成する。これらの実験結果は当社の研究室で発見された新しい出力源が、現在のエネルギーに縛り付けられた経済に大きなインパクトを与える可能性を持っていることを証明している」と述べた。
ヤンソン博士のローワン大学チームは9カ月間にわたる研究で、コントロールとカリブレーションを含めプロトタイプを55回試験した。試験結果はエネルギー生成が固形燃料の総量に比例しており、エネルギー100万ジュール放出のわずか1%がこれまでの化学で説明できるにすぎないことを示唆していた。これらの結果は米ニュージャージー州クランブリーのブラックライト・パワー社研究開発センターで行われた先の試験結果と一致していた。
ウェスティングハウスの元CEOで現在ブラックライト・パワーの役員であるマイケル・ジョーダン氏は「ピーター・ヤンソン博士と彼の科学者チームが発表したオフサイト再現と独立の試験結果は石炭ベースの燃料の最適な代替物としてブラックライトの新エネルギー源としてのビジネス展開見通しとインパクトを浮き彫りにしている。これは過去50年間でエネルギー分野における最も重要な前進の一つとして記録されるだろう」と語った。
ローワン大学のヤンソン博士はブラックライト・プロセスのオフサイトでの再現と独立試験結果に関する全文の概略リポートを発表、このリポートはhttp://www.blacklighpower.comで入手可能である。
ブラックライト・パワーは将来進展があるたびにすべてを発表すると約束している。
▽ブラックライト・パワーについて
ブラックライト・パワー社は新しい第1次エネルギー源と幅広い商業的アプリケーションを持つ水素化学の新分野の発明者である。ブラックライト・パワー社は暖房、分散型発電、セントラル発電へのアプリケーションを伴う新しい1次エネルギー源を発明し、水素原子の潜在的エネルギーを解放する新しい化学プロセスに基づく原動力であるブラックライト・プロセスを発明した。
詳細はhttp://www.blacklightpower.comを参照。
▽ローワン大学について
米ニュージャージー州グラスボロのローワン大学は学士から博士コースまである総合公立大学である。ローワン大学にはビジネス、通信、教育、技術工学、芸術、人文科学、専門・遠隔教育の7カレッジがある。USニュース・アンド・ワールドリポートはローワン大学の技術工学カレッジを学士から修士課程を持つ全米の大学中の12位においている。
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- [電力・発電]ブラックライト・プロセス、米ローワン大学が再現に成功 2008/10/21 火曜日