品川白煉瓦とJFE炉材の経営統合で合意、09年10月をめどに
JFEスチールと品川白煉瓦は9日、品川白煉瓦とJFEスチールの子会社、JFE炉材の両社が09年10月をめどに経営統合することで具体的な検討に入ると発表した。今後、品川白煉瓦とJFEスチールおよびJFE炉材は統合検討委員会を設立し、新会社の社名、運営体制、最適生産体制、統合比率等について、検討を行うとしてしている。
現在、耐火物業界は、主たる需要業界である鉄鋼業の好調な生産に伴い高水準の製造・販売を続けており、今後も世界的規模での粗鋼生産の拡大を背景に更なる需要の拡大が期待できる状況にある。一方で、中国を主たる供給ソースとする原料の需給タイト化や価格の急騰に伴い、原料の安定調達がますます重要な課題となりつつある。
このような状況下で、経営統合による耐火物事業の拡大を通じて、技術競争力・コスト競争力の向上、原料の安定調達を図り、経営基盤の強化やJFEスチールをはじめとする鉄鋼各社及び他需要先向け安定供給体制の強化を図る一方、拡大する需要への対応を通じて更なる成長・発展を目指すことが必要と考え、今回の合意に至った。
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- [-]品川白煉瓦とJFE炉材の経営統合で合意、09年10月をめどに 2008/10/11 土曜日