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国際ヨーテルがオープン、アムステルダム・スキポール空港に

 【ロンドン30日PRN=共同JBN】ジョン・レノンとオノ・ヨーコが1969年アムステルダム・ヒルトンで「ギブ・ピース・ア・チャンス」を発表して40年後、ヨーテル(YOTEL)は30日、アムステルダムのスキポール空港に「ベッド・ピース」をオープンする。これはヨーテルで3番目のエアサイド(空港内のトランジットホテル)である。

 英国は60年代、マリー・クワントやビートルズのような創造的で革新的なファッションや音楽を世界中に輸出した。現在同じ起業家精神はそれがダイソンであれボディーショップであれ続いている。

 ヨーテルは日本、航空機旅行、豪華なヨットの影響から学び最初の国際ホテルをスキポール空港にオープンし、最初の国際的拡張計画のスタートを切った。ヨーテルのジェラード・グリーン最高経営責任者(CEO)はヨーテルについて「ホテル業界のiPodである。ヨーテルは安い料金で豪華さを提供し誰でも利用できる。われわれはパートナーのIFAホテルズ・アンド・リゾーツ(IFA・HR)のサポートで、このホテルを世界中の空港だけでなくスペースが非常に高い都市部にも導入していく」と語っている。

 ヨーテルはYO!創立者のサイモン・ウッドロフ氏とヨーテルのジェラルド・グリーンCEOが共同で作り上げた。ウッドロフ氏は航空会社のファーストクラスへのアップグレードからヒントを得て、旅客機による豪華な旅行という言葉と日本のカプセルホテルを融合させて、小さいながらも豪華な客室の可能性を見いだした。グリーン氏を会社の舵取りにしてこの構想が現在の形に実現した。

 YO!創立者のサイモン・ウッドロフス氏は「革新とエンターテインメントを旗印にするヨーテル・ブランドの過激ともいえるアプローチは、アムステルダムのスキポール空港の性格にぴったりであり、YO!の精神を世界中に広げていきだれもが自分でYO!を得られるための一歩である」と指摘している。

 客室57のヨーテルはスキポール空港ターミナル内に位置し、4時間前までにスタンダード、プレミアム、ファミリーの客室が予約できる。ヨーテル・スキポールの客室には無料のWi-Fi、液晶テレビが備わっている。各客室のベッドは宿泊用に手でしつらえられ寝室のバスルームはモンスーンレインシャワーがついている。客室内部の照明はリラックスできるように紫色系統である。料金は35ユーロから始まる。

 ヨーテルには拡張計画の進行とともにクウェートに本社のあるIFAホテルズ・アンド・リゾーツが投資している。IFA・HRのタラル・ヤシム・アルバハール会長兼マネジングディレクターは「最初の国際ヨーテルがオープンしたのに大変興奮している。ヨーテルはわれわれが投資しているホテル・セクターとは異なっており、ヨーテルは未来を先取りしていると思う。このブランドは今後数年で幾何級数的に成長する」と語った。

 スキポール・グループ消費者事業分野担当マネジングディレクターであるエリックポール・デイクイゼン氏は「スキポール・グループは自分たちの能力で都市の中の空港都市になることが目標でそのスキポール空港に世界最新で革新的なもの導入するつもりである」と述べた。


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