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マイクロソフトのビズトーク、ポーランド証券預託機関が実装

 【ウィーン17日PRN=共同JBN】マイクロソフトは17日ウィーンで開催中の国際金融見本市サイボス(Sibos)2008会場で、ポーランド証券預託機関(KDPR)が金融ソリューション「スイフト(SWIFT)」による年間400万余りの取引(データ)の転送、管理、交換のためSWIFT用マイクロソフト・ビズトーク・アクセラレーター(BizTalk Accelerator)を実装中であると発表した。ポーランドでの清算・決済に対する管理、監督に責任を持つ中央機関であるKDPRは、マイクロソフトの金融メッセージ一体化処理の有力ソリューションであるビズトーク・アクセラレーターを利用して、SWIFTに効率的かつ効果的に接続して20社ほどの国内、国際顧客を支援する。

 KDPR経営委員会のスラオミル・パナシウク委員は「KDPRはポーランドにおける清算・決済の主要な提供組織として、証券のセキュリティー上の完ぺきな無券面化(デマテリアライゼーション)を含めて、最高の国際的規格を顧客に提供するよう努力している。われわれは在外預託とのSWIFT取引交換の最も優れた効果的なソリューションを顧客に提供することができるとともに、今後の国際的成長計画を考慮したソリューションを必要とした。SWIFT用マイクロソフト・ビズトーク・アクセラレーターはわれわれに、顧客が必要とする世界中のさらなる金融機関とも接続する柔軟性を与えてくれる」と語った。

 SWIFT用マイクロソフト・ビズトーク・アクセラレーターは、スイフトネット(SWIFTNet)とのグローバル接続を提供して、SWIFTアライアンスと素早く、容易に統合する。それは金融メッセージ配信のための包括的で信頼でき高度に確実なプラットフォームであり、KDPRメーフレームシステムに容易に統合する。

 マイクロソフトのシェイダ・ハジアシュラフィ世界産業マネジャー(決済担当)は「KDPRはポーランドの金融市場で有力な役割を果たしており、今回の実装はサービス指向アーキテクチャー(SOA)に向けて努力するコミットメントを示している。マイクロソフトは決済サービスを変えようとしており、SWIFT用ビズトーク・アクセラレーターによってKDPRは、SWIFTとのグローバル接続で顧客に企業全体的なアプローチと新たな効率を押し進めることができる」と語った。

 KDPRに将来の金融メッセージング・プラットフォームとして現在実装中のSWIFT用マイクロソフト・ビズトーク・アクセラレーターの採用は、今年第四四半期に完了するする見込みである。

 ▽KDPRについて
 KDPRは、ポーランドが管理する資本市場で公開取引される証券の中央管理機関である。KDPRはまた、ポーランドのデリバティブ取引の清算プラットフォームでもある。KDPRはポーランドの預託決済システムの効率を管理し、安全保障に責任を持っている。

 詳しい情報はhttp://www.kdpw.plを参照。

 ▽マイクロソフトの金融サービスについて
 マイクロソフトの金融サービス・グループは、金融機関が従業員のビジネスサクセスを促進することができるようなインパクトを強化する技術の活用を支援する。同社は銀行業務、資本市場、証券、保険業界の顧客が取引先の開発、イノベーションの推進、業務改善、人脈形成の4点で事業成果を上げることを支援する。同社はこれを実行する製品と技術、同社とパートナーが優れた価値を創出できると考えられる重要分野で有力なソリューション、サービス、ハードウエアのパートナーとの連携作業に注力する。これらの分野に含まれるのはアドバイザー・プラットフォーム、チャンネル更新、中核銀行業務、保険のバリューチェーン、投資管理、リスク管理、コンプライアンス(法令順守)、決済など。
 詳しい情報はウェブサイト(http://www.microsoft.com/financialservices)まで。

 ▽マイクロソフトについて
 1975年創業のマイクロソフト(Microsoft, Nasdaq: MSFT)は、人々と企業の潜在的な可能性を最大限に発揮させるソフトウエア、サービス、ソリューションの世界的リーダー。


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