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タタ・コミュニケーションズ、シスコの管理サービス認証に指定

 【ロンドン10日PRN=共同JBN】新しい通信の世界の有力プロバイダーであるインドのタタ・コミュニケーションズ社は10日、米シスコシステムズ社のシスコ(登録商標)・パワード・マネージド・ファイアウオール、マネージド・インターネット、マネージドMPS・VPNサービスの指定を受けたと発表した。

 タタ・コミュニケーションズは世界的なシスコ・マネージド・サービス・チャンネル・パートナー(MSCP)として認証を取得するのに必要なすべての基準に対応して、優秀なサービスと世界的管理サービスのリーダーシップに対するコミットメントを示す新たな重要な一歩を踏み出した。

 MSCPのステータスはシスコ・パワード・マネージド・サービス指定と付随するもので、このサービスが最高水準の顧客の価値、サービスデリバリーへの業界基準、さらにはシスコの品質基準に基づく厳密な要件に対応するよう設計されていることを示すものである。シスコ・パワード・マネージド・サービスの指定要件はベストプラクティス(成功事例)とともに市場と業界の要件に関する情報技術(IT)インフラストラクチャー・ライブラリー(ITIL、登録商標)に基づいている。

 タタ・コミュニケーションズのジョン・ランダウ上級副社長(グローバル・マネージド・サービス担当)は「われわれはシスコからこの指定を受けて大変喜んでいる。シスコ・パワード・マネージド・サービス指定を受けることは、管理サービス提供におけるタタ・コミュニケーションズの高基準の立場を確認するだけでなく、世界企業に高価値サービスを提供する能力を証明するものでもある」と語った。

 シスコ・インド&南アジア地域協力連合(SAARC)のラジェシュ・チャイナニ副社長(サービスプロバイダー担当)は「企業が自社のITインフラストラクチャーを管理することからサービスとして技術を購入する方へとシフトするにつれ市場ではマネージド・サービスを広範に採用する方向へと動いている。タタ・コミュニケーションズはシスコ・パワード・マネージド・サービス指定を受けて、高まる需要に対応する極めて重要な役割を果たすため必要な訓練、スキル、ナレッジ取得に投資してきた」と語った。

 タタ・コミュニケーションズはマネージド・サービス・チャンネル・プログラム手続きの一環として、同社のネットワーク・オペレーションセンターの監査に参加した。シスコ・パワード・マネージド・サービス指定は、リソースを取得するタタ・コミュニケーションズの作業を認証し、その管理サービスを展開、制御、サポートする手続きを確立する。顧客はITシステムの全ライフサイクルを通じて予測可能で世界的に一貫したシームレスなサービスデリバリーのシグナルとなるシスコ・パワード商標付きに期待する。

 ランダウ上級副社長は「当社顧客のビジネスと技術を結合した要件を満たす信頼できるサービス品質保証(SLA)に支えられたソリューションを提供することは、当社の至上の優先策である。シスコ・パワード商標はタタ・コミュニケーションズの顧客に、ハードウエアを直接取得し、それを運用するため必要な年中無休の熟練スタッフを育てる選択肢として、タタ・コミュニケーションズから堅牢で熱意で管理されたネットワークとセキュリティー・サービスを購入することができるという確信を提供する」と語った。

 シスコ・パワード・マネージド・サービス指定とマネージド・サービス・チャンネル・プログラムへの参加は、標準規格ベースのサービスデリバリーに対するタタ・コミュニケーションズの全面的コミットメントの最新の画期的出来事である。タタ・コミュニケーションズはシスコ認証テレプレゼンス・コネクション・サービス・プロバイダーであり、同社はそのデータセンターとともに6月、マネージド・ホスティング、マネージド・ストレージ・サービス、ホステッド・メッセージング・サービスで国際標準化機構(ISO)20000と27001を取得している。

さらに同社のマネージド・セキュリティー・オペレーションセンターは最近、ISO27001認証を受け、ISO14001認証を更新している。

 タタ・コミュニケーションズの一連のサービス・ソリューションに関する詳しい情報は、http://www.tatacommunications.comを参照。

 ▽タタ・コミュニケーションズ(Tata Communications)について
 タタ・コミュニケーションズは年商625億ドルのタタ・グループ傘下企業であり、新しい通信世界で世界をリードするプロバイダーである。この台頭市場の通信業界リーダーは、世界と全インドのネットワークにわたる先端的ソリューション能力とドメイン専門知識を活用して、多国籍とインドの企業、サービスプロバイダー、インドの顧客向けに管理された各種ソリューションを提供する。

 タタ・コミュニケーションズの幅広いサービスは、グローバル企業とサービスプロバイダー向けの配信、IP、集中型音声、モビリティー、管理ネットワーク接続性、ホスティングとストレージ、管理セキュリティー、管理コラボレーション、ビジネス転換などとともに、インドの消費者を対象とするインターネット、リテール・ブロードバンド、コンテントサービスが含まれる。タタ・グローバル・ネットワークは、最先端かつ最大規模の海底ケーブルネットワークのひとつ、ティア1のIPネットワークを抱えて、200カ国以上の300地点のPoP、100万平方フィート余りのデータセンターとコロケーション施設と接続している。

 タタ・コミュニケーションズ独自の台頭市場へのリーチの幅と深さは、全国的な光ファイバーのバックボーンネットワーク、インドの60都市余りのネットワークへのアクセス、125地点のPoP、南アフリカの集中型サービスオペレーターであるネオテル(Neotel)、スリランカ、ネパール、中国に全国的なVPNサービスカバーを提供するため慣例の諸条件を受け入れて中企ネットワーク通信技術社(CEC)に対する50%所有権を含む。

 タタ・コミュニケーションズは40カ国、80都市余りのオフィス顧客にサービスを提供して、第1位の世界的ホールセール・ボイス・オペレーター、国際長距離企業データプロバイダー、インドにおけるインターネットサービスプロバイダーである。同社は2006年ワールド・コミュニケーション賞」の最優秀ホールセール接続事業者に、2006年と2007年のキャパシティ・マガジンの「グローバル・ホールセール・テレコミュニケーション賞」の最優秀汎アジアホールセール・プロバイダーに指名され、「2008年モバイル・コミュニケーション賞」の台頭市場における最優秀進歩で受賞した。

 タタ・コミュニケーションズ・リミテッドはそのグローバル子会社(タタ・コミュニケーションズ)とともに、インドのボンベイ証券取引所(BSE)とナショナル証券取引所(NSE)に上場されており、そのADRはニューヨーク証券取引所(NYSE・TCL)で取引されている。http://www.tatacommunications.com


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