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新日鉄、浅草寺本堂の屋根にチタン15トン採用される

浅草寺本堂
屋根用として新日鉄のチタンが採用された浅草寺本堂
 新日本製鐵は3日、浅草寺本堂(東京台東区)の屋根用としてチタン15トン(約3100平方メートル)を受注したと発表した。これによりチタン本瓦葺きが浅草寺宝蔵門に続き本堂でも採用されることになった。2009年2月に着工し10年11月に完工する予定。

 「チタンの本瓦葺き」は同社が開発した良加工性チタンを使用した新製品。今回の採用は浅草寺本堂の耐震強度を向上させるための改修工事に伴うもので、軽量で耐久性に優れているチタンに50年ぶりに葺き替えられることになった。

 同社は建築物の屋根・外装へのチタンの適用・拡大を推進している。今回の導入で、これまでの銅からの葺き替えだけでなく、日本瓦からチタンへの葺き替え需要が今後増えていくものと期待している。


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