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インドの為替先物、MCX-SEが2日から模擬取引

 【ムンバイ(インド)1日PRN=共同JBN】インドのナンバーワン商品取引会社マルチ・コモディティー・エクスチェンジ・オブ・インディア(MCX)の子会社であるMCX証券取引所(MCX-SE)は1日までに、取引開始日から3日以内の会員社募集に異例の反響を受けている。銀行、商品ブローカー(MCXとNCDEX)、輸出業者、輸入業者、株式ブローカー(NSEとBSE会員社)、インド外国為替取引業者協会(FEDAI)を通じて登録された外国為替取引業者を含む300以上の会員社が関心を表明した。MCX-SEは長い間技術的な対応をしてきており会員社からの大きな反応を考慮してきた。MCX-SEは9月2日から模擬訓練の取引を開始すると決めた。

 MCX-SEは取引会員社(TM)、取引兼用清算会員社(TCM)、専門的清算会員社(PCM)として会員社登録を提供する。MCX-SEは今年8月25日、インド証券取引委員会(SEBI)から為替デリバティブ部門の業務開始で基本認可を取得している。清算銀行が既に指名され、総数12行が為替取引に参加する意志を表明している。

 MCXのマネジングディレクター兼最高経営責任者(CEO)であるジョセフ・マッシー氏はこのような事態をコメントして「為替先物取引を開始するためMCXが創設した新しい取引所であるMCX証券取引所はインドの各市場を飛び越えて新しい軌道に乗せることになり、ユーザーは同じエコシステムから価格リスクや為替リスクのサービスを設定することが可能になる。為替デリバティブの領域におけるMCXの進出で、新規事業であるMCX-SEに対して取引事業の成功に専門的知識を提供していきたい。そのためのテクノロジーは別の独立したMCX-SE技術プラットフォームを通じて多様な接続モードを試みテストし拡張性を図ってきた」と語った。

 MCX-SEプラットフォームは、為替レートの変動に対してポジションを取るヘッジャー、一般投資家、さや取り業者に理想的である。MCX-SEは取引先への保証、透明性、運用上の効率のある透明かつ全国的なオンライン取引プラットフォームである。この取引所は長期および短期の価格シグナルを提供して、業界参加者がその為替リスクを管理する効率的で有効な決定を下すことを支援する。

 MCX-SEは取引効率、堅牢なテクノロジー・プラットフォーム、ドメイン専門知識、インド全体での強力なプレゼンスに対するMCXの先駆的努力に支えられている。MCXは取引される契約数の意味で世界のトップ10に入る商品取引所である。
 MCX-SEはまずは取引開始に当たって、最高12カ月先立つ米ドル対インド・ルピーの先物月間契約を提供する。

 ▽MCXについて
 MCX(www.mcxindia.com)はインドの金融中心都市ムンバイにあり、ファイナンシャル・テクノロジーズ社が設立した株式会社化された全国規模の電子的マルチ商品先物取引所であり、全国の先物市場向けにオンライン取引、清算と決済業務に供するためインド政府から恒久的な承認を取得している。
 MCXは2008年6月30日から、金、エネルギー、鉄と非鉄金属、石油とオイルシード、穀物、食用豆類、プランテーション、スパイス、プラスチック、繊維など提供される契約のタイプで定義される48の商品先物取引を提供している。同取引所はインドの商品取引、貿易取引、国際取引など18社との戦略的提携関係を築いている。


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