オリンパス「マルチタスク内視鏡システム」コンセプトモデル開発
「マルチタスク内視鏡システム」コンセプトモデル(オリンパス) オリンパスメディカルシステムズは1日、低侵襲治療の実現に向けたコンセプトモデル「マルチタスク内視鏡システム」を開発したと発表した。体腔内の観察・処置への寄与を目的として開発されたもので、軟性内視鏡とその先端部に取り付けられた2本のアームを操作するシステム。
軟性内視鏡の先端部に取り付けられた2本のアームは、それぞれ2つの湾曲部を有し、臓器や組織を持ち上げる力を想定して湾曲部の剛性を高めている。2本のアームは上下左右に、アームに挿入された専用処置具は回転、進退、先端部の開閉を自由に操作することが可能。またアーム操作部は腹腔鏡用処置具操作の感覚で、両手を使った機械式駆動によって2本のアームを自在に操作できる。
同社は今後実用化に向けて、医師と基礎研究を通じて新たな手術手技に合わせた機器の改良を進める方針。
前後の記事
記事バックナンバー
- [医療機器]オリンパス「マルチタスク内視鏡システム」コンセプトモデル開発 2008/09/01 月曜日