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血管内超音波診断装置のボルケーノ・ジャパン、日本での直販開始

 【東京26日PRN=共同JBN】ボルケーノ・ジャパン(東京都港区)は26日、日本における直接販売を開始すると発表した。ボルケーノ・ジャパンは、冠状動脈と末梢血管疾患の診断と治療の向上を目的として使用される血管内超音波診断装置(IVUS)、血管内血流動態機能検査装置(FM)、光干渉断層法(OCT)などを開発する有力メーカー、米ボルケーノ・コーポレーションの日本法人である。

 ボルケーノ・ジャパンは本社を東京・品川に置き、直販を担当する営業要員16人を全国へ配置している。同社は今後営業要員の増員を図り、販売体制のさらなる拡大を目指すとともに、マーケティング、カスタマーサポート、フィールドサービス、財務部門などを含む営業支援機能と組織を拡大中である。同社は現在総勢33人の社員を有している。

 ボルケーノ・ジャパンの大澤潤一社長は「当社には日本の心臓および血管内治療に深い知識と経験のある人材が集結している。当社はIVUS用カテーテルとして、フェーズアレイ技術とローテーショナル(回転式)技術の両者を提供する唯一のIVUSメーカーであることを誇りにしている。さらにこれらどちらのカテーテルも同一コンソールで使用できるため、循環器内科医や臨床チームにとって一層使いやすくなっている」と語った。

 ボルケーノ・コーポレーションが次世代IVUSプラットフォームとして開発したs5は、移動できる通常のポータブルタイプとカテ室でのアンギオ装置に直接組み込めるインテグレーションタイプの2種類があり、いずれのタイプでもイーグルアイ(Eagle Eye、登録商標)・ゴールド・20MHzフェーズドアレイIVUSカテーテルおよびレボリューション(Revolution、登録商標)・45MHzのローテーショナルIVUSを操作することができる。同装置はまた、主に末梢血管用として使われる同社カテーテルも操作することができる。

 大澤社長は「日本ではインターベンション治療に携わる多くの医師が、冠状動脈疾患(PCI)や末梢血管(PPI)へのインターベンション治療の中でIVUSを日常的に利用している。より使いやすいIVUS製品、さらに重要なことは日常臨床に役立つIVUS製品の開発こそボルケーノの使命であり、これらの考え方は現行製品はもとより計画中の今後の製品の双方で示されている。ボルケーノ・コーポレーションは将来、s5プラットフォームで利用できる診断・治療ツールをさらに追加する計画である」と語った。

 ▽ボルケーノ・コーポレーションについて
 ボルケーノ・コーポレーション(ナスダック:VOLC)は血管内治療を容易にし、血管系および器質性心疾患の診断を向上させ、最適治療法に導くように設計された一連の幅広い機器を提供している。同社の血管内超音波診断装置(IVUS)の製品ラインには、ほぼすべてのカテ室に直接組み込める超音波コンソールが含まれている。ボルケーノのIVUSは、フェーズドアレイとローテーショナル双方のカテーテルが使用できるユニークな機能性と、VH(商標)組織特性やChromaFlo(登録商標)のような先進的機能オプションを提供する。ボルケーノはまた血管内血流動態機能検査装置(FM)と圧ガイドワイヤーやフローガイドワイヤーも提供している。さらに超高精細光干渉断層(OCT)システム、Forward Looking IVUSシステム、およびカテーテルを開発中である。現在、3500以上のボルケーノIVUS、FMシステムが世界各地に設置されており、売上高の約半分は米国以外からのものである。 詳しい情報は同社ウェブサイト(http://www.volcanocorp.com)へ。


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