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米DPE社、ブルガリアのガス井初期検層完了

 【ソフィア19日PRN=共同JBN】米ダイレクト・ペトロリアム・エクスプロレーション(DPE)は19日、ブルガリア北部にあるデベンツィ-R1ガス発見井の第1段階の検層を完了したと発表した。ブルガリアの首都ソフィアの北東約150キロに位置する同ガス井で8月17日、ジュラ紀前期の高圧オジロボ層で限定的な流量検査が行われた。直面した高圧を検査する機器の使用が限られていたため検証可能な測定はできなかったが、かなりのガスとガスコンデンセートの流量が観察された。24時間密閉管圧力は8000psi、表示BHPは11500psiだった。

 ガス井はDPE上級技術スタッフの監督下で、DPEの全額出資子会社ダイレクト・ペトロリアム・ブルガリアのデービッド・ネルソン副社長(探査・生産担当)とマネジャーのコルヨ・トネフ博士など経営幹部が立ち会った検層活動の終了まで完全に管理された。

 ネルソン氏は「第1段階の検層完了は当社のブルガリアでの事業にとって画期的なことだ。高圧条件の下で長期の検査はできなかったが、ガス井はわれわれのガス貯留層モデリングが予測した通りの活動をし、この発見の当社の技術評価を裏付けている」と語った。

 トネフ博士は「これはブルガリアで発見された最も高圧のガス貯留層だ。この発見を完全に評価するにはさらに検査と分析が必要だ」と語った。
 ガス井のフローバック(逆流)は、9月に米国から特殊な高圧検査・生産機材が到着するのを待つため中断された。

 ガス井は地震探査とDPE独自のADD_HR物理探査技術が規定している面積約15-25平方キロメートルの(ブルガリアの)コイナレ西部ストラクチャーとして知られる地質特性の上に位置している。

 DPEは米コロラド州デンバーに本社を置く株式非公開の会社で、ブルガリア、モロッコ、ロシア、米国で活動している。


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