AWT6221アンプがEDN賞候補に、アナディジックス
【ウォレン(米ニュージャージー州)15日PRN=共同JBN】米アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は15日、同社製HELP3(商標)WCDMAデュアルバンド・パワーアンプ(PA)AWT6221がEDN誌主催の「EDN中国イノベーション賞」の受賞候補製品に指名されたと発表した。AWT6221は通信IC部門の「最優秀デバイスEDN賞」候補製品である。
EDNイノベーション賞は米カリフォルニア州シリコンバレーで最も権威ある賞のひとつで、ICと関連製品の設計で優れた業績を表彰して18年の歴史がある。同賞は革新的なIC製品の採用を奨励するため2005年に中国に導入され、現在では中国の電子工学産業で最も影響力のある賞のひとつとなっている。EDN中国イノベーション賞最終候補製品は業界、大学、団体の技術専門家とEDN中国誌編集者で構成する審査員団が選考する。最終候補リストが完成すると、EDN中国誌の読者はオンラインでログオンして授賞製品決定の投票ができる。
AWT6221は平均消費電力を劇的に75%も減らす。これは携帯機器の通話時間を最大25%増やすことになる。AWT6221のようなアナディジックス社のHELP3パワーアンプは、同一のインギャップ(InGaP)・ガリウムヒ素ダイ(金型)でバイポーラデバイスと電界効果トランジスター(FET)デバイスを統合する同社独自のインギャップ・プラス(InGaP-Plus 商標)技術を採用している。HELP3PAは選択可能なバイアスモードを通じてあらゆる中・低出力レベルで最適の効率を実現する。AWT6221のインテリジェントバイアス回路は電力消費を低出力レベルで8ミリアンペアと世界最高水準まで減らす。超小型のAWT6221パワーアンプは2つの独立したPAチェーンを統合して両周波数帯域で妥協のない性能を実現しプリント基板面積を節約する。
アナディジックス社の上級副社長兼無線製品担当ゼネラルマネジャーのアリ・ハティブザデ博士は「アナディジックスはEDN中国誌が授与するこのような栄誉に対し業界同僚から指名されたことを非常に喜んでいる。アナディジックスは戦略的な先進的考え方とAWT6221のような先駆的製品から生まれる画期的な無線・有線RFソリューションで半導体市場を次世代へ先導することを常に使命としてきた」と語った。
アナディジックスはブロードバンド無線・有線市場で次世代製品用の最先端パワーアンプ、チューナー、スプリッターを開発、生産する世界的なリーダーとしてエレクトロニクス業界で認められている。アナディジックスは先端的ガリウム・ヒ素RFICの量産とHELP節電技術の先駆的企業である。アナディジックスは55余りの特許を持つ技術リーダーだが、第3、第4世代の無線・有線通信を中心とした次世代無線アプリケーションの要件を規定するため業界リーダーと密接な提携関係の構築を進めていることでも知られる。
詳しい情報や価格、サンプルについてはアナディジックスのローカル代理店に連絡を取るか、あるいは電話(+1-908-668-5000)、ファクス(+1-908- 668-5132)で同社まで、もしくは同社ウェブサイト(www.anadigics.com)まで。
▽アナディジックスについて
アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は、急成長しているブロードバンド無線・有線通信市場における半導体ソリューションの有力プロバイダーである。同社は1985年に創設され米ニュージャージー州ウォレンに本社がある。受賞した製品はパワーアンプ、チューナー集積回路、アクティブ・スプリッター、ラインアンプ、その他部品などで、統合無線周波数・フロントエンドモジュールとして単品もしくはパッケージで販売される。詳細は www.anadigics.comまで。
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- [国際情報]AWT6221アンプがEDN賞候補に、アナディジックス 2008/08/15 金曜日