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バーレの第2四半期決算、総収入、利益が過去最高に

 【リオデジャネイロ7日PRN=共同JBN】ブラジルのコンパニア・バーレ・ド・リオ・ドセ(バーレ)は7日、引き続き好調な2008年第2四半期の事業・財務実績を発表した。同四半期のニッケル、ペレット、石炭の生産、鉄鉱石とペレットの出荷、総収入、営業利益、現金創出、純利益がいずれも過去最高になった。

 バーレの好調な業績は単に過去の四半期との比較だけでなく、米ドルの続落、インプット、機材、技術サービス価格の大幅上昇、ニッケル価格の2007年第2四半期の歴史的高値水準からの反落、事業活動で直面したいくつかの困難などの今年上半期の悪条件にもかかわらず達成された。

 バーレは依然として株主価値創出を追及しており、市場の長期的展望と節度をもって成長戦略を実行している。

 2008年第2四半期の主要ハイライトは以下の通り。

 ― 鉄鉱石とペレットの出荷は前年同期比7・9%増の7885万8000トンと過去最高に達した。
 ― 総収入は過去最高だった前年同期の88億9900万ドルから22・5%増加して108億9700万ドルになった。
 ― 修正EBIT(金利・税引き前利益)で見た第2四半期の営業利益は前年同期比19・5%増の52億3500万ドルと過去最高に達し、2008年上半期の修正EBITは前年同期比15・1%増の81億5000万ドルだった。
 ― 修正EBIT利益率は49・4%と前年同期の50・4%を下回ったが、今年第1四半期の37・1%を上回った。
 ― 修正EBITDA(金利・税金・償却前利益)で見た第2四半期の現金創出は62億1800万ドルと過去最高だった前年同期の50億5700万ドルと比較して11億6100万ドル増加した。2008年上半期の修正EBITDAは99億4700万ドルと前年同期の82億4100万ドルを上回った。
 ― 純利益は50億900万ドル(完全希釈後1株利益1・02ドル)と過去最高だった前年同期の40億9500万ドルから22・3%増加した。2008年上半期の純利益は70億3000万ドルと前年同期の63億1200万ドルを上回った。
 ― バーレの信用リスクは、健全なバランスシートを維持しながら成長戦略の資金調達を行う力が認められてスタンダード&プアーズがBBB+に上方修正した。
 ― 2008年第2四半期の23億1200万ドルで、このうち17億8800万ドルは有機的成長に、5億2400万ドルは現在の操業維持に向けられた。2008年上半期の投資額は40億700万ドルで前年同期の27億9900万ドルを上回った。
 ― 世界クラスの2件のプロジェクトが操業開始:パラゴミナス2とアルノルテ6&7。大量の高品質ボーキサイトの貯蔵に支援される同社精練所能力の拡張は、世界最大のアルミナ工場としての同社の立場を強化する。これらとは別に、今年上半期に4件の重要なプロジェクトに着手した―中国・広東省珠海市のプロジェクト、ミナスジェライス州のサウスイースタンシステムにあるファゼンダオン鉄鉱石鉱山、エスピリトサント州の第3サマルコ・ペレットプラント、中国遼寧省大連のニッケル処理プラント。
 ― 5月にカラジャス鉄道(EFC)で330台のワゴン・トレーンが運行を開始した。このイノベーションにより同社の鉄鉱石輸送業務の柔軟性と生産性が向上する。
 ― 重要な戦略的公約に従って企業の社会的責任(CSR)に関する投資は3億200万ドルに達し、このうち2億100万ドルは環境保護に、1億100万ドルは社会的プロジェクトに向けられた。2008年上半期のこれら投資総額は3億8200万ドルで、2億7200万ドルが環境に、1億1000万ドルが社会的活動に向けられた。


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