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三菱重工、ブルガリアで風力発電事業

ブルガリア 風力発電
ブルガリアに建設された風力発電設備
 三菱重工業は7日、ブルガリアで風力発電設備を使って売電事業を開始したと発表した。電力はイノスと共同出資するカリアクラ・ウィンドパワーを通じてブルガリア国営電力会社(NEK)に販売。二酸化炭素(CO2)の削減で得られる排出枠は専門機関に売却する。

 同国黒海沿岸のカリアクラ岬に三菱重工長崎造船所と横浜製作所が製作供給した定格出力1000キロワットの風力発電設備「MWT-1000A」35基を建設した。総発電量は3万5000キロワット。CO2削減量は年間約8万5000トンとみている。

 削減で得られる排出権は35万トンまでを国際協力銀行などが主導して設立した日本カーボンファイナンス(JCF)へ売却。超過分は三菱重工が購入することが決まっている。


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