トヨタ自動車が立ち乗り型移動支援ロボット開発
立ち乗り型のパーソナル移動支援ロボット「Winglet」(トヨタ自動車) トヨタ自動車は8月1日、立ち乗り型のパーソナル移動支援ロボット「Winglet(ウィングレット)」を開発したと発表した。2010年ごろの実用化に向けて08年秋から検証を行う。
「Winglet」は同社が現在開発を進めている、人の活動をサポートする「トヨタ・パートナーロボット」の1つとして開催された移動支援ロボット。人が立って乗り、体重移動で操作しながら2輪走行をする。センサーが姿勢を検出し制御するため安定に乗ることができる。その場での旋回もでき、狭い場所や混雑した空間においても安心かつ快適に使用することができるという。
サイズは全長265ミリ、幅464ミリ、高さは462から1130ミリ。重量は最大12.3キロ。ボディタイプは「Type L」「Type M」「Type S」がある。最高巡航速度は6キロ。航続距離は最大10キロ。
今年秋に愛知・中部国際空港セントレア、複合型マリンリゾート施設ラグーナ蒲郡で実用性の検証を行い、2009年には神奈川のオートモール複合型商業施設トレッサ横浜において人混みなどでの使用性や他者に与える心理的な影響を検証する予定。
トヨタは人の活動をサポートする「トヨタ・パートナーロボット」の開発を進めており、2007年には座り乗りの「MOBIRO」を開発。今回開発した「Winglet」を含めて2010年ごろをめどに実用化を目指す。
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- [電子・半導体]トヨタ自動車が立ち乗り型移動支援ロボット開発 2008/08/01 金曜日