上半期は増収増益、BATが発表
【ロンドン7月31日PRN=共同JBN】ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は31日、今年6月30日まで6カ月間の業績概要を以下の通り発表した。
(単位は100万英ポンド、一株利益はペンス、増減は前年同期比%)
08年 07年 増減
売上高 5457 4725 +15
営業利益 1724 1492 +16
1株当たり利益 62・48 52・94 +18
希釈調整後1株利益 62・02 53・51 +16
1株当たり中間配当 22・1 18・6 +19
報告ベースのグループの売上高は、有利な為替レート、価格設定の改善、製品ミックスの改善により前年同期比15%増の54億5700万英ポンドだった。為替レートが同水準であれば売上高は6%の増加だった。
報告ベースの営業利益は、前年同期比16%増の17億2400万英ポンド、例外項目を除外しても同様の増加だった。中南米を除く全地域がこの好決算に寄与した。例外項目を除外した営業利益は為替レートが同水準であれば7%の増加だった。
子会社のグループ販売量は1%増の3340億本だった。これは主として主力の4グローバル・ブランド製品の好調な業績によるもので、全体の販売量は20%増加しその3分の1はブランド移動による。
希釈調整後の1株利益は16%増加したが、これは主として営業利益の力強い伸びと有利な為替レートによるものだった。
役員会は中間配当として前年同期比19%増の22・1ペンスを決定し2008年9月17日に支払う。
テケルとスカンジナビスク・トバクスコンパニの買収はそれぞれ2008年6月24日と2008年7月2日に完了した。この買収は2008年6月30日までの6ヵ月間の営業利益に実質的な影響を与えていない。
ジャン・デュプレシス会長は「グローバル・ドライブ・ブランドの素晴らしい成長、市場での優位、当社の国際的な広がりの結果極めて良い中間決算となった。景気減速の影響は免れないものの、われわれはさらに確信を持って将来に向かえる」とコメントした。
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- [国際情報]上半期は増収増益、BATが発表 2008/08/01 金曜日