ハイフンとAMCCがストレージ向けリファレンス設計で協業
【ロスガトス、サニーベール(米カリフォルニア州)28日PRN=共同JBN】ストレージとネットワーキング・イノベーションの媒体であるハイフン(Hifn=商標、ナスダック:HIFN)社と組み込みパワーアーキテクチャー(登録商標)・プロセッサー、光伝送、ストレージ・ソリューションのグローバルリーダーであるアプライド・マイクロ・サーキッツ(ナスダック:AMCC)社は28日、ネットワーキングとストレージ・ソリューション向けに一連のリファレンス・デザインを提供する作業提携を発表した。
新しいリファレンス・デザインはAMCCパワーアーキテクチャーのコア能力を結合して、高帯域幅メモリーとI/Oサブシステムを持つパワーPC(PowerPC)コアに最適化された性能と、ハイフンのアプライド・サービス・プロセッサー(ASP)とカードレベル製品を通じて容量最適化とデータセキュリティー向け大容量伝送能力を提供する。顧客はAMCCとハイフン両社共同のリファレンス・デザインを使って、無線基地局、アクセスポイント、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、その他ネットワーキングとストレージ・ソリューションを提供することができる。
この提携関係は業界リーダー2社が補完的な技術を持って協力し合い、潜在的な顧客にパフォーマンス、インテグレーション、市場化時間、エネルギー効率、拡張性などの競争上の優位をもたらす。AMCCの高集積パワー・アーキテクチャー・プロセッサーは、広範な消費者、企業、ネットワーキング、ストレージ製品に利用されており、製品と製品市場化時間を早めることで差別化する有力ネットワーキングベンダーやストレージベンダーが採用しているハイフンのASPやカードレベル製品を補完する。
AMCCのラッセル・ジョンソン上級副社長兼ストレージ・ビジネス部門ゼネラルマネジャーは「ハイフンとの共同作業は、顧客に最高の電力節約、パフォーマンス、インテグレーションの利点をもたらす設計を提供するわれわれに素晴らしい機会となる。これはまた当社に、組み込みネットワーキング、データストレージ市場における足がかりをさらに拡大する機会になる。豊富なデジタルコンテントの量が引き続き伸びているため、企業や消費者はデータの保存、共有、保護に対する新しい技術を必要としている。われわれはこの共同努力によって、消費者や企業の貴重なコンテントの管理、確保することを支援する全く新しい範疇のストレージシステムを設計することができるだろう」と語った。
ハイフンのアルバート・E・シスト会長兼最高経営責任者(CEO)は「ハイフンとAMCCの技術の結合は、システムコスト、機能性、市場化時間を大きく向上できる実証済みで市場をリードする製品を取り込むプラットフォームをネットワーキングとストレージシステム・ベンダーに提供する。他のテクノロジー・リーダーと共にオープンシステムのストレージ・ソリューションを開発するのは大きな成長の機会があり、これは当社とも補完的に適合する。ハイフンとAMCCの組み合わせは、テクノロジー、市場、顧客の観点からそのような補完的適合性がある」と語った。
ハイフンとAMCCは、ストレージのOEMやODM各社がいち早く製品を市場化することができる包括的な開発プラットフォームの一環として、このリファレンス・デザインを作成する計画である。新しい提携関係から生まれるだろう最初のデザインは、AMCCのパワーPC460Xストレージプロセッサーの電源効率とハイパフォーマンスをハイフンの容量最適化用エクスプレスDRカードとを結合して、ディスク間のバックアップ、バーチャルなテープ・ライブラリー、データ重複排除、持続的なデータ保護を含む広範囲のオープン・ストレージ・アプリケーション向けに強力なデザインを作り出す。
▽アプライド・マイクロ・サーキッツ・コーポレーション(AMCC)について
AMCCは世界の有線・無線市場向けに、デジタル情報を処理し、伝送し、保存するリーダー的な半導体ソリューションを提供する。パワーアーキテクチャーを(登録商標)ベースのプロセッサーの有力サプライヤーとして、SONETとイーサーネット・プロトコル処理、物理層(PHY)技術、ストレージプロセッサー、RAIDコントローラーにおける世界級の専門知識を持って、同社製品はIPコミュニケーション革命の基盤である。AMCCの3ウエア(3ware、登録商標)SASとSATA対応のRAIDコントローラーは、ディスク間バックアップ、ニアライン・ストレージ、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、ビデオ、ハイパフォーマンス・コンピューティングなどアプリケーションにおいて、世界の企業や消費者向けに費用対効果がありハイパフォーマンス、高容量のストレージを提供する。
AMCCの詳しい情報は、同社ウェブサイト(http://www.amcc.com)を参照。
▽ハイフン(Hifn)について
ハイフン(ナスダック:HIFN)は、21世紀のストレージとネットワーキング環境向けに主要チャンネルとOEM用構成素材を提供する。同社は専用のアプライド・サービス・プロセッサー(ASP)開発における10年以上のリーダーシップと専門知識を活用して、ストレージとネットワーキングのインフラストラクチャー革新が成功に不可欠である業界リーダーに信頼されるパートナーとなっている。ハイフンの技術を通じて流れる圧倒的に確かなネットワーク化コミュニケーションを持って、21世紀のストレージとネットワーキングの収束は同社製品ロードマップの前進を牽引する。
ハイフンの詳しい情報は、http://www.hifn.comを参照。
AMCCと3Wareはアプライド・マイクロ・サーキット・コーポレーションの登録商標である。PowerPCはIBMの登録商標で、同社からのライセンスを使用している。その他すべての商標はそれぞれの所有者の資産である。
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- [システム・アプリ]ハイフンとAMCCがストレージ向けリファレンス設計で協業 2008/07/29 火曜日