JFEスチールが倉敷地区にコークス炉増設、投資額200億円
JFEスチールは約200億円投じて西日本製鉄所倉敷地区(岡山県倉敷市)に鉄鋼原料加工炉のコークス炉を増設することを発表した。生産能力は年間約35万トン増加する見通し。2010年6月に完工予定。
今回増設される炉団(B団)は第6コークス炉の既存炉団(A団)隣接に建設される。増設門数は43門で生産能力は単独で年間約35万トン。
JFEスチールは国内外の鋼材需要に対応するため国内粗鋼生産3300万トン体制構築を掲げており、今回の増設はその一環として行われる。西日本製鉄所はこれまで、高炉への微粉炭吹き込み設備の増強など、コークス使用量の削減を図り、不足分は他製鉄所・地区からの移管によって対応してきた。
なお増設する炉団には、SCOPE21(石炭生産・利用技術振興費補助金事業)で開発された要素技術「低NOx燃焼システム」を採用し環境負荷低減に配慮する。
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- [-]JFEスチールが倉敷地区にコークス炉増設、投資額200億円 2008/07/25 金曜日