日産自「X-TRAIL FCV」が燃料電池車の最速ラップ記録
燃料電池車の最速ラップ記録した日産自動車「X-TRAIL FCV」 日産自動車は23日、高圧水素式燃料電池車「X-TRAIL FCV」のタイムアタックをドイツのニュルブルクリンクサーキット北コースで行い、燃料電池車(FCV)としては最速の11分58秒を記録したと発表した。X-TRAIL FCVの実証実験は2006年から日本と米カリフォルニア州で行われており、これまでに最高速度150キロ、航続距離500キロを記録している。
[関連写真:70MPa高圧水素容器]
X-TRAIL FCVは水素を動力源とした高圧水素式の燃料電池車。FCVの航続距離拡大を目的に開発された70MPa高圧水素容器を搭載しており、従来と比べ航続距離が1.4倍の500キロ以上に向上している。電池は最新のリチウムイオンバッテリーを使用。これまでの実験では最高出力は90kw (120PS)、最大トルクは280Nm、最高速度150キロ、航続距離500キロを記録している。
日産は水素貯蔵システムとコスト低減について研究を進めており、2015年までにはFCVの生産を開始したいと考えている。
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- [四輪・二輪]日産自「X-TRAIL FCV」が燃料電池車の最速ラップ記録 2008/07/23 水曜日