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ソリッドシンキングがv7・6を発売、工業などのデザインソフト

 【トロイ(米ミシガン州)22日PRN=共同JBN】定評のあるイタリアのソフトウェアが、クリエイティブコミュニティによるアイディアの創作、完全な評価および探求を迅速に費用効率よく支援するコンセプト開発のプロセスを加速する。

 工業デザイン/スタイリングソフトウェアの先進企業であるソリッドシンキング(solidThinking; www.solidthinking.com)は、世界中のウィンドウズおよびマックユーザーに向けた同社製品の最新バージョンを発売する。同社は徐々に市場でのシェアを伸ばしており、イタリアの宝石、電子機器から家具、ヨットまでありとあらゆる設計企業と工業デザイナーに向けて選りすぐりの最適なツールを提供している。

 このニュースリリースのマルチメディア版は、以下のサイトを参照。http://www.prnewswire.com/mnr/altair/34019/

 同社製品戦略・マーケティング担当副社長のアレッサンドロ・マッツァルド氏は「世界中のデザインコミュニティに、今までで最も包括的なソリッドシンキングのリリースを紹介する」と語っている。彼は現在製品管理担当の兄弟であるマリオ・マッツァルド氏とともに、1991年ソリッドシンキング・プロジェクトを始めた。

 マリオ・マッツァルド氏は「ソリッドシンキングは工業デザイナー、スタイルセンター、コンセプター、設計企業および製品コンセプトを創る人すべてからなるクリエイティブコミュニティを支援する非常に柔軟なデザインソフトウェアである。新しいアイディアの創造、探求および評価が、従来のソフトウェアの制限を受けることなく、容易かつ迅速に、費用効率よく行える」と述べ、さらに「ソリッドシンキングのデザインコミュニティは、フォトリアリスティックで高品質な仮想モデルを作成できる、最速で真に統合されたレンダリングエンジンの恩恵を受けている。ソリッドシンキングは、実現可能なコンセプトの範囲を絞り、物理的なプロトタイプの数を減らし、デザイナーと技術者の間でデザインを再解釈する必要性を回避することで、製品開発サイクルを短縮する」と指摘している。

 ソリッドシンキング・バージョン7・6は独自の特長によって、他製品の様々な制限からデザイナーを解放する。

 -既存のデザインから代替のデザインをいくつでも簡単に探索できる、クラス最高で制限のない双方向のコンストラクションヒストリー/履歴を提供する。3Dモデルを無限に再形成できるこの機能を中心に、ソリッドシンキングは革新を促すアイディアを実際に生み出す。

 -ユーザーはデザインプロセスのどの時点でも、デザインを変更できる。新しいアイディアや方向性が浮かび上がるたびにスクラッチから始める代わりに、デザイナーはコンストラクションヒストリー/履歴を使用して創作物を改訂し、取り入れ続けることができる。 -完全な双方向性と数秒間で行える変化およびバリエーションで、更なるリアルタイムの編集が可能。
 -パラメータおよびコントロールポイントによる同時編集が可能。サーフェスの形を微細に変えたいときでも、ユーザーはいくつかのコントロールポイントを直すだけで済む。 -曲線描画に比類のない精度と柔軟性があり、先進のモデリングツールの完全なセットを備えている。

-最も速く、真に統合されたレンダリングエンジンを備え、直感的なユーザーインターフェースでレンダリングが行える。

 -フォトリアリスティックで高品質な3Dレンダリングを迅速に生成して色を探索し、グローバルイルミネーションを容易に実現する。
 -コンピュータ支援設計/製造/エンジニアリング(CAD/CAM/CAE)システムと完全に統合されている。

 -現在のところ、ウィンドウズとマックOSX双方で使用可能な唯一の、工業デザインにおけるコンピュータ援用形状設計(CAID)ソリューションである。

 ソリッドシンキングに信頼を寄せる企業は、世界中の家具、電子機器、自動車、照明、靴、宝石、時計、スポーツ用品、ヨット、消費者包装そのほか多くの企業の最先端のデザイナー達である。何千人というデザイナーがソリッドシンキングを使用し、アジムット・ヨット、ブルガリ、カルティエ、ディーゼル、デュポン、富士通、ヒューゴ・ボス、イタルデザイン・ジウジアーロ、コルグ、マクレガー・ゴルフ、マレス、マスターフーズ、メルク、ネスレ、ニコン、パネライ、ペグペレーゴ、ピニンファリーナ、スカボリーニ、トムソン、ティッセタンタ、東芝、トヨタ、フォルクスワーゲン、ボルボのような著名企業の製品開発や包装を行っている。

 最新のレンダリングエンジン、合理化されたユーザーインターフェース、充実したフォトリアリスティックコンテンツ(RPC)の機能や、他にいくつものユーザー中心の機能強化が図られたソリッドシンキング・バージョン7・6の世界的な発表は、ミシガンに拠点を置くアルテアエンジニアリング社(www.altair.com)によるソリッドシンキング社の買収に続くもの。先進のテクノロジープロバイダーであるアルテア社は、販売チャネル開発と熟練したサポートにおいて確かな経験があり、ソリッドシンキングは非常に多くのビジネス部門と地域に広がることになる。アルテアエンジニアリング・カナダ社.の前社長であるロバート・リトル氏がソリッドシンキングの社長を新たに務める。

 リトル社長は「ソリッドシンキング7・6は世界的な工業デザインコミュニティに、新しいアイディアを探索する能力を引き上げる環境を提供し、その非常にリアルな画像は喜ばれることだろう。価格の面ではすばらしい価値と投資収益率を提供する」と語った。
 ガートナー・リサーチのディレクターであるマーク・マルペム氏は「工業デザインソフトウェアは、更に多くのユーザーが製品デザイン、マーケティング、製造、セールスにいたる3Dモデルを活用し、コンセプトから製品の市場化にいたるワークフローを効率化する上で非常に重要になっている」と工業デザインソフトウェアの重要性について述べた。

 ▽顧客からの称賛
 「ソリッドシンキングは製品開発サイクルの短縮に何度か貢献してくれた」と、先端技術を駆使したダイビング器材の世界的メーカー、マレス(Mares)でデザインマネジャーを務めるアリスティーデ・バローネ(Aristide Barone)氏は述べている。「当社はこの製品の継続的な機能強化を喜ばしく思う」。

 「工業デザインのための真のソフトウェアのおかげで、最初のラフスケッチから、プロトタイプや製造へ回す最終的な結果を出すまで、迅速に進めることができる」と、イタリアの電子楽器メーカー、コルグでデザイン部門長を務めるパオロ・カベチ(Paolo Capeci)氏は述べている。「私がソリッドシンキングを選んだのは、この製品が強力かつ直感的なモデリングを提供してくれるからである。また、コンストラクションヒストリー/履歴を通じて、プロジェクトのワークフローを管理することができる」。

 「我々はソリッドシンキングをこの6年使用しており、思考を3次元の物体に翻訳している」と、ホネソ・デザイン・アンド・コンサルティング(Joneso Design and Colsulting, Inc.)で製品デザイナーと社長を務めるジュニア・ネビル・ソンウェ(Jr Neville Songwe)氏は述べている。同社は警察車両のダッシュボードにテクノロジー機器を統合した、初の車載情報コミュニケーションプラットフォームである「Brijo」を製造している。「ソリッドシンキングの特長は、我々の製品デザイナーにとっての使いやすさと柔軟さにある。ソリッドシンキングは、製品デザイナーのために作り上げられた数少ないソフトウェアである。創造性を促し、他の3次元ソフトウェアアプリケーションではあまりうまく解決できない技術的な負担を最小限にしてくれる」。

 ▽製品概要、試用、購入について
 ソリッドシンキングを経験することをクリエイティブコミュニティに勧める。製品の概要や試用、購入については、www.solidThinking.comを参照。デモビデオの視聴や、製品デモ/ウェビナーへの参加、最新バージョンのソフトウェアを購入が可能。

 ▽ソリッドシンキング社(solidThinking, Inc)について
 米国ミシガン州トロイに本社を置くソリッドシンキング社は、デザイナーが新しいアイディアの創造、探求および評価を、従来のソフトウェアの制限を受けることなく、容易かつ迅速に、費用効率よく行うことができる工業デザイン/スタイリングソフトウェアの開発と販売を行う。デザイナーはソリッドシンキングを使うことで、フォトリアリスティックな3Dの仮想製品プロトタイプを、建築、自動車から電子機器、宝石、製品包装、ヨットにまでいたるデザイン領域で創造する。ソリッドシンキングはアルテアエンジニアリング社(www.altairengineering.com)の100%子会社である。アルテアエンジニアリング社は未上場企業で、北米、南米、ヨーロッパ、アジアパシフィック地域に1300人以上の従業員を擁している。


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