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6月のOPEC産油量、前月比日量23万バレル増加

 【ロンドン16日PRN=共同JBN】16日に明らかにされたプラッツの最新調査と石油業界関係者によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟13カ国の6月の原油生産量は、日量平均3247万バレルと5月の日量平均3224万バレルから同23万バレル増加した。増量はほとんどがサウジアラビアによるものだった。

 イラクを除く生産目標枠に合意しているOPEC12カ国の6月の生産は日量平均2998万バレルで、5月の日量平均2975万バレルから同23万バレル増加し、生産目標の日量2967万3000バレルを30万7000バレル超過した。

 サウジアラビアの生産量は平均日量945万バレルで前月比21万バレル増量した。5月にブッシュ米大統領が同国を訪問した際、サウジアラビア政府は6月には945万バレルに増産すると言明していた。同政府はその後7月にはさらに需要に応えるため増産して日量970万バレルにすると語っている。

 その他増産した国はイラン、アンゴラ、クウェート、カタールで総量は8万バレル。

 6月に減産したのはナイジェリアだけで軍事紛争が生産を阻害し6万バレル減産して180万バレルだった。

 イラクの生産量はおおむね変化していない。輸出の落ち込みは国内消費の増加でオフセットされている。

 プラッツのジョン・キングストン世界石油担当ディレクターは「サウジアラビアは約束したとおりのレベルに生産量を増やして役割を果たしている。サウジのこの増量分が消費に回るのか在庫となるのかは今のところ明らかでないが、いずれにしろ落ち着き場所を見つける」と語った。

  プラッツ調査の「プラッツのOPECガイド」などの追加情報は同社ウェブサイト(http://www.opec.platts.com)参照。また国別生産量の表はウェブサイトのhttp://www.platts.com/Oil/Resources/News% 20Features/opec/prod_table.xmlで入手できる。

 ▽プラッツについて
 マグローヒル・カンパニーズ(NYSE:MHP)の1部門で、エネルギー・商品情報の有力な世界的プロバイダーである。1世紀近い事業経験を持ち、150カ国以上で顧客にサービスを提供している。世界各地の17事務所から石油、天然ガス、電気、原子力発電、石炭、廃棄物、石油化学、海運、金属の各市場にサービスを提供している。プラッツのリアルタイムのニュース、価格、分析サービス、各種会議は透明で効率的な市場の運営を助けている。トレーダー、リスクマネジャー、アナリスト、業界リーダーはよりよい取引、投資の決定を行う上でプラッツに頼っている。詳しい情報はウェブサイトhttp: //www.platts.comを参照。マグローヒル・カンパニーズの詳しい情報はウェブサイトhttp://www.mcgraw-hill.com を参照。


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