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昭和シェル石油など、CIS太陽電池量産技術を共同研究開発

 昭和シェル石油と昭和シェルソーラーは、CIS太陽電池技術開発の強化を目的に約70億円を投じてリサーチセンター「厚木リサーチセンター(仮称)」を設立。アルバックと量産技術に関する共同開発を開始することを決定した。センターの竣工は2009年3月を予定。

 CIS太陽電池は、今後シェアが大きく伸びると予測されている薄膜系太陽電池の中で最も将来性のある技術と言われており、現在供給不足となっているシリコンを一切使わず、低コストでの製造が可能。昭和シェル石油は既に宮崎プラント(年産規模20メガワット)を2007年に稼動させ、第2工場(年産規模60メガワット)も2009年の稼動を目指し建設中。

 昭和シェルが世界に先駆けて確立した独自のCIS太陽電池製造技術とアルバックがこれまで半導体、フラットパネルディスプレイで培ってきた真空装置技術を融合させることで、生産能力の高い製造装置の開発が期待できる。今回の共同研究により生産能力の高い製造装置を開発し、高いコスト競争力での生産を実現させ、2011年稼動を目標として年産1000MW(1ギガワット)規模の生産能力達成を目指す。


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