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CMDが携帯機器向けMIDI・MIPIブリッジ開発

 【ミルピタス(米カリフォルニア州)13日PRN=共同JBN】カリフォルニア・マイクロ・デバイセス(以下CMD、ナスダック:CAMD)は13日、現在の最も先端的携帯機器向け高速シリアルディスプレーインターフェースに対するモバイルディスプレーデジタルインターフェース(MIDI)規格およびモバイルインダストリープロセッサーインターフェース(MIPI)規格に用いられる革新的ディスプレー・コントローラー・アーキテクチャーを開発したと発表した。

 ハンドセットやデバイス大手メーカーとの協力で開発されたこのユニークなアーキテクチャーは、MDDIもしくはMIPIに依存するクライアント備える液晶ディスプレー(LCD)・モジュールとインターフェースして、オンチップMDDI準拠ホストによるCPUとアプリケーション・プロセッサーを利用する先端的携帯機器の出現を可能にする。

 高速シリアルディスプレーインターフェースに対して2つの標準規格が存在することから、携帯機器メーカーはこれまでCPUアーキテクチャーの選択によってサポートされるシリアルインターフェース規格に基づいて、異なるLCDモジュールを調達せざるを得なかった。新しいMIDDI対MIPIブリッジ・アーキテクチャーに基づく製品の開発によって、MDDIベースのホストによるディスプレー・モジュールを利用する携帯機器メーカーは、MDDIクライアントあるいはMIPIベースのクライアントに基づくディスプレー・モジュールのいずれかを調達する柔軟性が持てる。これによって携帯機器メーカーは、MIPI規格に基づくモジュールに対するディスプレーの必要条件すべてを満足するMDDIとMIPI準拠CPUの双方を利用するモジュールを製造することが可能になる。

 新しいMDDI対MIPIブリッジ・アーキテクチャーに基づく製品は、MDDIベースのCPU携帯機器設計に対する複数規格のディスプレー・モジュールへのサポートを提供することに加えて、業界標準規格のCPUインターフェースを経由して、既存のGSMやWCDMAベースバンド・プロセッサーとアプリケーション・プロセッサーとインターフェースすることもできるようになる。MIPIベースの携帯機器設計の早期発売を望む携帯機器メーカーはこれによって、統合MIPIホストなしに広く入手可能なGSMとWCDMAのCPUを活用する柔軟性が得られる。携帯機器メーカーは新製品開発日程への依存と関連する発売開始リスクを軽減ができるとともに、インターフェース伝送シグナルの数の削減、低電力消費、電磁妨害(EMI)削減を含めて高速シリアルディスプレーインターフェースのすべての利点を取得できる。

 CMDのカイル・ベーカー副社長(マーケティング担当)は「GSMとCDMA両規格および関連する3G規格に準拠するシステムを製造する携帯機器メーカーは、シングル規格に基づくLCDモジュールの調達で購買力を一点集中するとともに、シリアルインターフェースの利用に伴うコスト、スペース、パワー、EMIの削減利点を受ける結果として、全体的なコスト節減の機会が得られる」と語った。

 このようなアーキテクチャーに基づく製品は、今年9月にサンプリング向けに入手可能であり、量産開始は2009年3月を目標にしている。新しいアーキテクチャーの詳細は、米カリフォルニア州ロサンゼルスで5月20-22日開かれるSID(情報ディスプレー協会)2008国際シンポジウム・セミナー・展示会でCMDから発表される。

 ▽カリフォルニア・マイクロ・デバイセスについて
 カリフォルニア・マイクロ・デバイセスは携帯機器、デジタル・コンシューマー・エレクトロニクス、パソコン各市場向けの特定用途アナログおよびミックスドシグナル半導体製品の有力サプライヤーである。主要製品は、携帯機器向け保護デバイスとデジタルTV、パソコンや携帯機器ディスプレー用アナログおよびミックスドシグナルICなどのデジタル・コンシューマー・エレクトロニクス製品が含まれる。同社と製品の詳しい情報はウェブサイト(http: //www.cmd.com)まで。

 (注)商標はすべてそれぞれの所有者に帰属する。

(共同通信PRワイヤー)


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