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インフラ投資のGIP、56億4000万米ドルを資金調達

 【ニューヨーク、ロンドン、香港12日新華・PRN=共同JBN】世界のインフラ資産への投資を行っている独立系のファンド「グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)」は12日、同社初の主力ファンド向けに総額56億4000万米ドル資金調達を完了したと発表した。

 この資金調達はエネルギー、輸送、水・廃棄物インフラ資産へのグローバルな有力投資家およびオペレーターとしてのGIPの地位を明確にしている。同ファンドはロンドン・シティー空港のほか、英国とアルゼンチンの空港資産、インドの液化石油製品貯蔵施設への投資を行っている。また、GIPは「テークプライベート(take-private)取引」の一環として最近、英国の大手総合廃棄物管理インフラ企業のビファ(Biffa Plc)の株式を大量に取得した。

 GIPのアデバヨ・オグンレシ会長兼マネジングパートナーは「すべての利害関係者に対しインフラ資産のパフォーマンスを向上させるため、われわれの金融・営業面の専門的力量とともに業界知識を応用するというGIPの戦略に、投資家がこのように圧倒的な信頼を寄せてくれたことを喜んでいる。市場が極端に不安定で一段と慎重な投資戦略が求められるこうした時期にあっては、GIPの投資家に対するコミットメントの規模と多様性は特に注目すべきである」と語った。

 さらにオグンレシ氏は「GIPが調達した56億4000万米ドルは当社のポートフォリオを拡大する資金の裏付けが十分なプラットフォームを提供する。また、今回の結果は、GIPの節度あるインフラ投資へのアプローチと、投資家に対する魅力的なリターンとともに顧客に対し最高のサービスを提供するというGIPの長期的コミットメントを市場が認めたものだ」と語った。

 ▽グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズについて
 グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)はOECD(経済協力開発機構)加盟国と一部新興市場国の両方のインフラ資産に国際的投資を行う独立系のファンドである。GIPはエネルギー、輸送、水、廃棄物管理分野の単一の資産、資産ポートフォリオ、企業への投資を目的としている。GIPはニューヨーク、ロンドン、香港にオフィスを置き、米コネティカット州スタンフォードに事業本部がある。クレディ・スイスとゼネラル・エレクトリック社はGIP創設時の投資家である。詳しい情報はウェブサイト(http://www.global-infra.com)まで。

(共同通信PRワイヤー)


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