シナプティクスが機能拡張ジェスチャー認識技術を発表
【サンタクララ(米カリフォルニア州)6日PRN=共同JBN】モバイルコンピューティング、コミュニケーション、エンターテインメント機器などのヒューマン・インターフェース・ソリューションの有力デベロッパーであるシナプティクス社(ナスダック:SYNA)は1日、同社のタッチセンサー「クリアパッド」(ClearPad、商標)向けに機能拡張ジェスチャー認識(EGR、商標)テクノロジーが利用可能になったと発表した。携帯電話や携帯機器メーカーは今後、その設計の中に機能拡張されたジェスチャー機能を容易に実装することになり、顧客は直感的に機器を操作することができるようになる。
EGRはシナプティクスのクリアパッド・タッチセンサーに対する最新機能セットである。顧客は同社のタッチモジューから直接タップ、ダブルタップ、ピンチ、プレス、フリックなど1本指のジェスチャーやピンチのような数本の指のジェスチャーを可能にする選択肢を持つことになる。これらジェスチャーを実行する際に、ホストプロセッサー上で他の認識ソフトウエアは一切必要としない。これによってホストプロセッサーのリソース要求が削減され、シナプティクスが実証済みのパターン認識テクノロジーを使ってさまざまなジェスチャーが確実に実行される。
シナプティクスのトム・ティアナン執行副社長兼ゼネラルマネジャーは「シナプティクスの容量(キャパシティブ)インターフェースにおけるリーダーシップは、既に4億ユニット余り出荷されており、持続的な研究と革新の標準が必要になっている。われわれはEGRによって、顧客にインタラクティブなタッチスクリーン付きの次世代携帯機器でジェスチャー機能を容易に統合してもらおうとしている」と語った。
EGR機能付きのクリアパッドは、同社の増え続けるクリアタッチ(ClearTouch、商標)製品ポートフォリオの一部である。特許のあるクリアパッド・テクノロジーは、タッチパッド機器に容量テクノロジーを基礎に構築されている。シナプティクスは鮮明な容量タッチセンサーで10年余りの経験を持っている。クリアパッドは携帯電話や携帯機器のメーカーに堅牢で高性能のタッチスクリーン・ソリューションを提供し、それによって単純なジェスチャーや先進的なジェスチャーの双方を認識する。OEM各社はまた、最適のユーザー・インターフェース向けアプリケーションに対してカスタム化適用可能な制御仕様を提供することができる。
出荷:EGRは現在、シナプティクスのクリアパッド・ソリューションを通じてOEM/ODM各社に利用可能である。
▽シナプティクス社について
シナプティクス (ナスダック:SYNA) は、モバイルコンピューティング、コミュニケーション、およびエンターテイメント業界向けのインターフェースソリューションの主要デベロッパーである。ノートパソコン、PC周辺機器、デジタルミュージックプレーヤーおよび携帯電話などの多様なデバイスのインターフェースソリューションを創造している。シナプティクスの主要製品であるタッチパッド(TouchPad、商標) は、今日のノートブックPCの大半に組み込まれている。家電やコンピューターのメーカーは、より優れた使い勝手と機能性および工業デザインを備えたシナプティクスのソリューションを、人間とインテリジェントデバイス間のインターフェース強化に用いている。本社は米カリフォルニア州サンタクララ。 www.synaptics.com
Synaptics、ClearPad、EGR、ClearTouch、TouchPad およびSynaptics のロゴはシナプティックスの米国および/またはその他の国における商標である。その他のすべての商号は、それぞれの所有者の所有物です。
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]シナプティクスが機能拡張ジェスチャー認識技術を発表 2008/05/12 月曜日