シナプティクスのクリアタッチ技術、次世代タッチ・インターフェースに
【サンタクララ（米カリフォルニア州）６日ＰＲＮ＝共同ＪＢＮ】モバイルコンピューティング、コミュニケーション、エンターテイメント機器などのヒューマン・インターフェース・ソリューションの有力デベロッパーであるシナプティクス社(ナスダック：ＳＹＮＡ)は２日、同社「クリアタッチ」（ＣｌｅａｒＴｏｕｃｈ、商標）製品ポートフォリオのセンサー「クリアパッド」（ＣｌｅａｒＰａｄ、商標）と「クリアアレイ」（ＣｌｅａｒＡｒｒａｙ、商標）が、透明でタッチ感度のいいユーザーインターフェースを必要とする広範な家電製品向けに利用可能になったと発表した。
同社のクリアタッチ製品は、耐久性、低電力消費にすぐれ、容易な統合が得られるよう設計されている。同製品は家電製品に対する厳しいニーズに対応する魅力的かつ直感的なインターフェースを可能にする。同社が特許を保有するクリアパッド・テクノロジーは、既に４億を超えるタッチパッド機器に使われている静電容量結合型（キャパシティブ）タッチセンサー技術を基礎に構築されている。シナプティクスは明瞭な２次元の容量タッチセンサーで１０年余りの経験を持っている。クリアタッチの全ソリューションはガラスまたはプラスチックの下で操作できるので、薄いフォームファクターと光沢のある工業デザインで堅牢な機器を製造することができる。
ＩＭＳのリサーチアナリストであるビル・モレリ氏は「次世代携帯機器は、タッチスクリーン・テクノロジーから大いに恩恵を受ける。シナプティクスのクリアタッチ・センサーは理想的なソリューションを提供するとともに、広範なハンドセットスタイルに適している」と語った。
▽クリアパッドについて
クリアパッド・センサーは２００６年８月に公開されたシナプティクスの先駆的オニックス（Ｏｎｙｘ）コンセプトによるタッチスクリーン・フォンに搭載された主要機能であった。クリアパッドは携帯電話、ポータブルミュージックプレーヤー、携帯ＧＰＳ機器を含む今日のモバイル機器に対する堅牢で直感的な高解像タッチスクリーン・インターフェース・ソリューションを提供する。
▽クリアアレイについて
シナプティクスのクリアアレイ・インターフェース・ソリューションは、コスト最適化されたタッチスクリーン・ソリューションのディスプレー上で、各種ボタンと固定ロケーションのスクローリングをサポートする。クリアアレイ・センサーは、機械的ボタン類の代替としてモニターやキオスク型の機器にすら利用することができる。これらトランスペアレントなセンサーによって、メーカーは目標とする価格段階、工業デザインの要件、望ましいエンドユーザー体験に応じてその製品を差別化することができる。
▽キャパシティブ対レジスティブ、どのように差別化するか
抵抗型（レジスティブ）タッチスクリーンは圧力に対応する。ユーザーがスクリーンを押すと、ユーザーの指あるいはスタイラスピンのロケーションを指し示すため柔軟な素材の上部層が内層と接触する。レジスティブ・センサーの機械的収縮がその耐久性を減殺し、そのエアギャップが光学的品質に影響する。レジスティブ・インターフェースはまた、度重なるエンドユーザーの補正を必要とする。シナプティクスのクリアタッチのようなキャパシティブ・ソリューションは、センサー上の１本あるいは複数の指の位置と相対的圧力を正確に伝達するため、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）・フィルムあるいはガラスなど透明な基板上に実装される誘導性トレースの配列を利用する。同社のクリアタッチ・ソリューションは最高の光学特性を示すソリッドステートであり、エンドユーザーによる補正は全く必要としない。
タッチスクリーン・テクノロジーは、携帯機器アプリケーションの数と複雑さが増えるとともに、将来の機器にとって必須機能となる。携帯機器はマルチメディアでコミュニケーション豊富な機能を持つとともに、エンドユーザーにとってはアプリケーションやコンテンツに簡単にアクセスして、管理する革新的なインターフェース技術が必要になる。クリアタッチ・ソリューションは、平均的なユーザーがマニュアルを読まずに利用することができる直感的インターフェースを通じて、豊富な機能を備えた先端的機器への可能性を開くものである。
シナプティクスのアンドルー・スー戦略的・技術的マーケティングマネジャーは「シナプティクスの実証済みキャパシティブ・センサー・テクノロジーは、４億以上の機器に使われてきた。クリアタッチ製品ファミリーによって、次世代データ・メディア重視の携帯機器ユーザーは、直感的で正確かつ反応のいい耐久的なタッチスクリーン・インターフェースを享受することができる」と語った。
▽ジェスチャー・テクノロジーについて
シナプティクスのクリアパッド・ソリューションは、シングルフィンガーによるタップ、ダブルタップ、タップ＆ホールド／タップ＆スライド、プレス、フリックとともにツーフィンガーによるピンチなどに欠かせないジェスチャー探知機能が含まれる。
シナプティクスのクリアパッド・ソリューションは現在、機器メーカー向けに利用可能である。同社の透明キャパシティブ・タッチセンサーに関する詳しい情報は、http://www.synaptics.com/products/cleartouch.cfmを参照。
▽シナプティクス社について
シナプティクス (ナスダック：ＳＹＮＡ) は、モバイルコンピューティング、コミュニケーション、およびエンターテイメント業界向けのインターフェースソリューションの主要デベロッパーである。ノートパソコン、ＰＣ周辺機器、デジタルミュージックプレーヤーおよび携帯電話などの多様なデバイスのインターフェースソリューションを創造している。シナプティクスの主要製品であるタッチパッド（ＴｏｕｃｈＰａｄ、商標) は、今日のノートブックＰＣの大半に組み込まれている。家電やコンピューターのメーカーは、より優れた使い勝手と機能性および工業デザインを備えたシナプティクスのソリューションを、人間とインテリジェントデバイス間のインターフェースの強化に用いている。本社は米カリフォルニア州サンタクララ。 http://www.synaptics.com
Ｓｙｎａｐｔｉｃｓ、ＣｌｅａｒＰａｄ、ＥＧＲ、ＣｌｅａｒＴｏｕｃｈ、ＴｏｕｃｈＰａｄ およびＳｙｎａｐｔｉｃｓ のロゴはシナプティックスの米国および/またはその他の国における商標である。その他のすべての商号は、それぞれの所有者の所有物です。
（共同通信ＰＲワイヤー）
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- ［国際情報］シナプティクスのクリアタッチ技術、次世代タッチ・インターフェースに 2008/05/12 月曜日
