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米ソールズフォーソウルズ、ミャンマー被災者に靴など2・5万足

 【ナッシュビル(米テネシー州)9日PRN=共同JBN】世界の困窮者に履き物を贈ろうという国際的な慈善活動であるソールズフォーソウルズ(Soles4Souls)は9日、ミャンマー(旧ビルマ)を襲ったサイクロンの被災者に2万5000足の履き物を送ったと発表した。供給される履き物は最も悲惨な状況にあるイラワジデルタの被災者に必要とされ、生き残った人々は病気と飢えからかろうじて逃れ、家屋の残がいにしがみつき家族が身体を寄せ合っている。

 ミャンマー向け外国援助の最初の輸送は5月8日まで国境で止まっていた。支援グループのほかにも、政府と民間ともミャンマーが外国人の入国を拒否していたため国境で待機させられた。

 待機状態を強いられた補給品は、ソールズフォーソウルズと世界のパートナーから寄贈された数万足の耐久性のある仕事用ブーツ、運動靴、子供たちのサンダルなどだった。

 ソールズフォーソウルズの創始者で最高責任者(CEO)のウェーン・エルゼイ氏は、ミャンマー軍事政権が外国の支援グループの入国を認め始めるだろうと慎重ながら楽観的な見方をしていた。同氏は「ミャンマー政府が救援物資を配布する支援関係者に接触を許可するとの最近にニュースは間違いないことを希望している。われわれはパートナーにより多くの履き物と物資を寄付するよう呼びかけており、ミャンマーの被災者に対するもっと多くの補給品を用意することができるだろう」と語った。

 最近のニュースによると、ミャンマーでは多くの人々は飲み水、食料、衣類、避難所もない。エルゼイ氏は「数千の人々には残された時間はない。われわれは皆支援を切望している」と語った。

 5月3日にミャンマーに上陸したサイクロン・ナルギスによって、死亡者は推計10万人を数え100万人が家を失った。それは既に歴史上最悪の自然災害のひとつであると見なされている。

 救援活動は遅々として進んでいない。国連世界食糧計画などいくつかの高度な支援グループは、多くの国が対処する態勢がないように、ミャンマーもサイクロンに対処するためには数百回の空輸が必要になると指摘している。その他支援グループは、補給が軍事政権によって流用されることを懸念している。多くの批評家は、ミャンマー軍事政権が軍事独裁体制を弱めることにつながりかねない地方への外国人の流入を望んでいないとの理由を上げて、手詰まりの政権を非難している。
 あなた方がどうしたら支援できるかについての情報は、www.giveshoes.orgを参照。

 ▽ソールズフォーソウルズについて
 ソールズフォーソウルズ(Soles4Souls商標)は、世界で必要としている人々を支援する目的で履き物を寄付する運動である。同組織は2005年以来300万余りの履き物(毎28秒に1足の履き物)を配布した。製靴会社、小売業者、個人は新しい履き物あるいはほとんど使い古していない履き物を寄付することができる。ソールズフォーソウルズ米内国歳入庁(IRS)から国内歳入法(IRC)501(c)(3)免税認定を受けており、同団体への寄付行為は税務上の利得が得られる。

 ソールズフォーソウルズの詳しい情報は、電話(866-521-SHOE)あるいはwww.giveshoes.orgを参照。

(共同通信PRワイヤー)


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