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アトメルのレファレンスデザイン無線AVRUSBを発表

 【サンノゼ(米カリフォルニア州)6日PRN=共同JBN】アトメル(AtmelR Corporation, ナスダック:ATML)は6日、未認可24GHz/ISMバンドおよびUSBを使ったPC接続環境におけるAVR(登録商標)マイクロコントローラーによる開発用リファレンスデザイン、AVRUSBRF01を発表した。

 USBはPC周辺機器を接続するための標準的なインタフェースだが、マウス、キーボード、オーディオヘッドセット、個人用携帯装置などのPC周辺機器では無線式がますます普及している。デスクトップPCの多くはWLANを実現しており、ラップトップPCの多くもブルートゥースに対応している。しかしこれらの無線規格に対応した装置の消費電力はいずれも、数ヶ月間または数年間も簡単なバッテリーで動作するデバイスと両立しない。一方、24GHz/ISMバンドで動作する既製品のトランシーバーは、軽いアドホックプロトコルに依存しており、1メガビット毎秒を超える短距離データ転送速度を実現しながら低消費電力を実現している。

 AVRUSBRF01を使えば、AVRUSBマイクロコントローラーによるPC無線接続が可能になる。設計者は、業界最高の低消費電力を特長とするアトメル製1・8Vピコパワー(picoPower商標)AVRマイクロコントローラーを使ってバッテリー式無線周辺機器のアプリケーションを開発することができる。開発者は、完成プロジェクトと同じアーキテクチャーと開発プラットフォームを使って、最終製品の最適化に専念しながら製品化までの時間を短縮することができる。

 アトメル製ピコパワーAVRは、インシステム・プログラマブル・フラッシュメモリーと真正のEEPROMを搭載しており、選択できるパッケージやメモリも豊富に取りそろえている。これによって難しい問題に取り組める柔軟性を実現し、同一アーキテクチャーで様々な製品を開発できるようになる。

 アトメル製AT90USB162マイクロコントローラーをベースに開発されたこのAVRUSBRF01は、PCにUSB接続できる。このキットは、USBを通してわずか0・5秒でプログラミングできるうえ、入力デバイス(ヒューマンインターフェースデバイス:HID)、汎用HID I/O、通信(コミュニケーションデバイスクラス:CDC)などの各種の標準USBデバイスクラスを実現している。AVRUSBはこのほか、各種のコンポジットデバイス(複合デバイス)クラスに対応しており、たとえばリモコン用HIDインターフェースとオーディオストリーミング用オーディオインターフェースを組み合わせることができる。USBおよびRFプロトコル用16キロバイト・フラッシュメモリーならびにオンチップEEPROMを搭載したこのキットは、各種の無線デバイスと組み合わせて使うことができる。AT90USB82は、16キロバイトも必要としないアプリケーションに使われる8キロバイト版のAT90USB162との間にピン互換性がある。逆に、要求が高いアプリケーションに合わせて、AVRUSBファミリーには最大128キロバイトのフラッシュメモリも このキットには同型のAVRUSB/RFモジュールが2個入っていて、それぞれ別の2つのUSBポートに接続して無線通信を確立しながら、ソリューションを評価することができる。このほかこのリファレンスデザインを使って設計された無線周辺装置との通信も可能である。評価と開発を支援するために、このモジュールにはハードウェアリセット、インシステムプログラミングもしくは追加機能用の押しボタン×2個、作業監視用のLED(発光ダイオード)×2個、開発ツールまたはその他の周辺機能を接続できる6ピンヘッダー×1個を搭載している。PCBのサイズはわずか3・8×1・6 cmで、多くのアプリケーションでは設計を変更しないでそのまま使うのに十分な小型化を実現している。評価・開発用の追加機能を外せば、必要に応じてさらに小型化することもできる。

 アトメルで製品マーケティングマネージャーを務めるジャンクリストフ・ローソン(Jean-Christophe Lawson)氏は「AVRUSBRF01に採用したnRF24L01 RFトランシーバーは当社のAVRマイクロコントローラーに直接接続することができて、消費者向けアプリケーションですぐに使えるソリューションを実現する」と語った。

 ノルディックセミコンダクター社で標準部品マネージャーを務めるトマス・エンブラ・ボネルト(Thomas Embla Bonnerud)氏は「当社のnRF24L01トランシーバーはアトメルのAVRと非常に相性が良い。それによって実現した速度と消費電力には当社もたいへん満足している」と述べた。

 ▽価格および出荷時期
 AVRUSB2・4GHz RFトランシーバーキットは、アトメルのフランチャイズ販売代理店からメーカー希望小売価格69ドルで現在発売中。注文番号はATAVRUSBRF01。関連文書およびソフトウェア更新はすべてアトメルのウェブサイトで提供している。
 ▽アトメルについて
 アトメル(Atmel)はマイクロコントローラー、先端ロジックLSI、ミックスドシグナルLSI、不揮発性メモリ、ならびに高周波(RF)部品の設計製造の世界大手。アトメルは、業界で最も広範囲に及ぶ知的財産権技術ポートフォリオを活用することによって、消費者向け製品、産業用製品、セキュリティー、通信、コンピューティング、自動車の各市場に特化した完全なシステムソリューションをエレクトロニクス産業に提供することができる。

 アトメル(Atmel登録商標)、社名ロゴおよびその組み合わせ、AVR(登録商標)その他はアトメルまたはその子会社の登録商標、picoPower (商標)その他はアトメルまたはその子会社の商標である。それ以外の用語および製品名は、他社に商標登録されている可能性がある。

 詳細情報:
 アトメル製AVRUSBRF01に関する製品情報はウェブサイト参照:
http://www.atmel.com/AVRUSBRF01
 プレス窓口:
 Philippe Faure(マーケティングコミュニケーションディレクター、マイクロコントローラー担当)
  電話: +33 2 40 18 18 87, 電子メール: philippe.faure@atmel.com
 Helen Perlegos(本社広報)
  電話: (+1) 408 487-2963, 電子メール: hperlegos@atmel.com

(共同通信PRワイヤー)


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