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米アトメル社がバイオメトリックチップセットを発表

 【サンノゼ(米カリフォルニア州)7日PPRN=共同JBN】アトメル(Atmel=登録商標 Corporation, Nasdaq: ATML)は7日、高セキュリティー、高性能、小型で費用対効果に優れたバイオメトリックソリューションを実現するフィンガーチップ(FingerChip、登録商標)・セキュリティーチップセットの発売を発表した。高感度で堅牢性に富んだアトメル製AT77C104フィンガーチップ指紋センサーと省電力設計の専用32ビットベースコプロセッサー、AT91SAM7FP105フィンガーチップ・セキュリティープロセッサーを組み合わせたこのチップセット新製品は、PC/エンベデッドアプリケーションのどちらでも完全なバイオメトリックソリューションを実現する。

 小型サイズ― 独自のエンベデッド・バイオメトリック・マッチング・エンジンを使うことによって小型化を実現し、これによりメモリーのフットプリント(設置面積)を小さくすると同時にプロセス上の要件を最小限に抑えることで、卓越したFAR/FRR性能を実現した。さらに低コストのCMOSプロセスならびに効率的な大容量パッケージング技術を併用することによって、費用対効果に優れた完全なエンベデッド型のバイオメトリックチップセットが実現した。

 プライバシー、セキュリティー、利便性-フィンガーチップ・セキュリティーチップセットは、PCベースのプラットフォームに合わせてセキュリティーとプライバシーを確保する究極的なソリューションを提供する。バイオメトリック処理機能をすべてオンチップ搭載することによって、ユーザーの指紋画像とテンプレートの秘密を常に守り、安全性を確保する。外部にデータ転送する場合は暗号化し、チャレンジ/レスポンス・アルゴリズムを使った認証方式により、あらゆる攻撃方法から確実に保護する。フィンガーチップ・セキュリティチップセットは多数のトラステッド・プラットフォーム・モジュール(TPM)機能に対応し、エンベデッドアプリケーションで指紋照合によるTPMデバイスの認証を安全確実に行うことができる。さらに、フィンガーチップ・セキュリティーチップセットのほかに、APIおよび命令セット一式を組み合わせたSPI/UARTインターフェースを追加したこの製品は、どのようなエンベデッドアプリケーションにも簡単にバイオメトリック認証を追加し、ホストとして機能する低コストの小型マイクロコントローラーを使って制御することができる。完全なレファレンスデザインを用意したこのチップセットは、プラットフォーム統合を迅速に実現し、製品化までの時間を短縮する。

 高性能で堅牢なバイオメトリックセンサー― サーマル式技術を採用したアトメル製フィンガーチップセンサーは、指紋トポグラフィーのごく微妙な変動も高感度で検出するため、指紋の状態や検出条件が悪い場合でも優れた画像品質を実現できるユニークな性能を持つ。この技術にはこのほか、業界随一のESD(静電放電)防止、機械的な堅牢性、強力な指紋偽造防止機能を実現している。

 出荷時期― フィンガーチップ・セキュリティチップセットは現在発売中。

 ▽アトメルについて
 アトメル(Atmel)はマイクロコントローラー、先端ロジックLSI、ミックスドシグナルLSI、不揮発性メモリー、ならびに高周波(RF)部品の設計製造の世界大手。アトメルは、業界で最も広範囲に及ぶ知的財産権(IP)技術ポートフォリオを活用することによって、消費者向け製品、産業用製品、セキュリティー、通信、コンピューティング、自動車の各市場に特化した完全なシステムソリューションをエレクトロニクス産業に提供することができる。

 アトメル(Atmel、登録商標)、社名ロゴおよびその組み合わせ、FingerChip(登録商標)その他はアトメルまたはその子会社の登録商標または商標である。それ以外の用語および製品名は、他社に商標登録されている可能性がある。

詳細情報:
アトメル製FingerChip指紋センサーに関する製品情報は以下のウェブサイト参照。
 http://www.atmel.com/products/Biometrics/

(共同通信PRワイヤー)


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