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NAVTEQのLBSチャレンジ、テン23がグランプリ受賞

 【ラスベガス3日PRN=共同JBN】位置情報サービス(ロケーションベースサービス、LBS)と車載ナビゲーション向けデジタル地図データの世界大手プロバイダーであるNAVTEQ(NYSE:NVT)は2日、CTIAワイヤレス2008会場での授賞式で、テン23(Ten 23)社が今年の「NAVTEQグローバルLBSチャレンジ-米州」のグランプリ受賞者になったと発表した。

 テン23はグランプリ受賞者として、5万ドルの現金、22万5000ドル相当のNAVTEQデータ・ライセンス、25万ドル相当のスポンサー寄贈ライセンスを含めて総額52万5000ドル相当の賞金パッケージを受領した。テン23のソリューションであるスポットジョッツ(SpotJots)は、ユーザーが個人用のスポットジョッツ・ブログにストーリー、レビュー、画像、ビデオ、オーディオ、ドキュメントをアップロードすることができるロケーションベースのソーシャルブログ・アプリケーションであり、ブログ画面ではそのコンテントが当該位置情報と関連づけて、他の人びとと共有することができる。

 準優秀賞を受賞した3社もまた発表された。1番目の準優秀賞はメディエテーテッド・スペーシズ(Mediated Spaces)、2番目はヘイホワッツザット(HeyWhatsThat)、3番目はアメリカズ・エマージェンシー・ネットワーク(America’s Emergency Network)が受賞した。それぞれの準優秀賞受賞者は40万ドル相当のデータ・ライセンスと現金1万ドルを受領した。

 メディエーテッド・スペーシズのソリューションであるワイルドラボ(WildLab)は、バードウォッチャーら市民科学者が携帯機器で観察しているロケーション、時間、種別などリアルタイムの情報を収集することができる。

 ヘイホワッツザットのソリューションであるヘイホワッツザットは、山岳名、標高、等高線、可視領域などユーザー周辺の山岳や山頂に関する細かな情報をすべてユーザーの携帯機器を通じて提供する。

 アメリカズ・エマージェンシー・ネットワークのソリューションであるAENモバイルは、緊急速報用AENセントラルデータベースの中に災害状況を取り込むことによって、ユーザーの機器の範囲にある自然災害もしくは人災について警報する。

「年度グローバルLBSチャレンジ」はLBS業界最高の行事として評価を得ており、デベロッパーはダイナミックな位置情報技術とNAVTEQ(登録商標)のマップ情報を使う携帯電話と無線携帯機器の両方もしくはいずれか一方で動作する位置情報可能なアプリケーションの構築に挑戦するもの。その参加者は、NAVTEQと行事のスポンサーから提供される現金、ライセンス、サービスの世界的な賞金プールを求めて競争することになり、今年の賞金プールはこれまで最高の450万米ドル相当を超える。

 「グローバルLBSチャレンジ」は今年5年目で、現在は米州、欧州・中東・アフリカ(EMEA)、アジア・太平洋(APAC)の3つの地域でプログラムを実施している。デベロッパーはそれぞれのアプリケーションを提出する5つのカテゴリーがあり、それはコンテント、エンタープライズ、エンターテインメント、ナビゲーション、ソーシャルネットワーキングとなっている。参加者は主要な接続事業者、業界専門家、ベンチャーキャピタルで構成される特別審査委員会によって審査される。

 準決勝に残った参加者は、「グローバルLBSチャレンジ-米州」への最終審査に進むよう選出された。準決勝進出者は広範な無線アプリケーションを代表し、商用化の可能性、機能性、使いやすさ、デザインに基づいて選出された。オールテル、オートデスク、ベストバイ、ハンダンゴ、ノキア、スプリント、Tモバイル、シリコンバレー・テレコム評議会、USセルラー、ベライゾン・ワイヤレスの重役を含む最終審査委員会が、同じ主要な基準に基づいて決定を下した。

 ノキアは「2008グローバルLBSチャレンジ」の公式デバイスとしてノキアN95を提供して、今年のコンテストで3度目のグローバルスポンサーとして復帰した。オートデスクもまた複数年スポンサーとして、また初のグローバルスポンサーとして返り咲いた。両社と共にプラチナムスポンサーとしてデカルタ、ESRI、ゴールドスポンサーとしてSiRF、メディアスポンサーとしてGPSワールドが加わった。

 フォーラム・ノキアの米州ビジネス開発マネジャーであるリック・ウィザム氏は「ノキアは改めてこの重要なグローバルプログラムのスポンサーになることを誇りに思い、最新の位置情報関係ソリューションの開発と出現を奨励するNAVTEQのコミットメントを支援する。グローバルLBSチャレンジは、ユニークな業界アクセスと露出を取得するデベロッパーコミュニティー向けアウトレットを創造しており、その成功は今年の準決勝進出者によるこれまでにないアプリケーションで示されている」と語った。

 オートデスク・ロケーションズ・サービシズのジョー・アストロス執行副社長は「グローバルLBSチャレンジは、デベロッパーにとって大手モバイルオペレーターに最新のイノベーションを公開するショーケースである。当社はモバイルオペレーターとLBSアプリケーション開発者の双方に有力なソリューションとプラットフォームの提供者として、利益の上がる画期的な位置情報サービスを市場に出すことを支援するプログラムを喜んで支援する」と語った。

 NAVTEQのジェフ・マイズ執行副社長(セールス担当)は「われわれは現在、位置情報ソリューションの驚くべき変革に関係しており、グローバルLBSチャレンジはそのモメンタムを刺激し続けている。今年のプログラムは、革新的で高度な位置情報コンテントの可能性が事実上無制限であることを立証した。NAVTEQはグローバルLBSチャレンジの全受賞者を祝福するとともに、位置情報アプリケーションの新たな次の波が来ることを熱烈に期待している」と語った。

 「2008グローバルLBSチャレンジ」キャンペーンは、シンガポールのコミュニックアジア(CommunicAsia)でAPAC地域の授賞式が開かれる6月に終わる。
 「グローバルLBSチャレンジ」に関する詳しい情報は、http://www.LBSChallenge.comで公式コンテスト規則を閲覧できる。

 ▽NAVTEQグローバルLBSチャレンジについて
 NAVTEQグローバルLBSチャレンジは2003年に初めて開始され、無線機器向けの革新的ナビゲーションシステムの開発、可視性を進めることを重視している。無線ビジネス・アプリケーションからスポーツ、旅行、セキュリティーまでのNAVTEQデジタルマップデータの精度と豊富な内容の統合が、LBSの次の波へのタイムリーな革新を促進する。2008年グローバルLBSチャレンジは、ほぼ300万ドル相当の現金賞金、各種賞品の世界的な賞金プールを用意している。

 ▽NAVTEQについて
 NAVTEQは自動車用ナビゲーションシステム、モバイルナビゲーション機器、インターネット・ベースの地図作成アプリケーション、政府・企業向けソリューションのための総合的デジタルマップ情報の大手プロバイダーである。NAVTEQは世界中でナビゲーションとLBSソリューションを動作するデジタル地図と地図コンテンツを作成している。同社は1985年シカゴに本社を置いて創業し、世界32カ国、174のオフィスで3300人以上を雇用している。

 NAVTEQとNAVTEグローバルLBSチャレンジ(NAVTEQ Global LBS Challenge)は米国その他の国での登録商標である

(共同通信PRワイヤー)


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